世界観05目次

0801 別時空の吟侍(ぎんじ)とカノン
0802 クアンスティータ移植
0803 バトンタッチ
0804 にゅあんすぎんじ
0805 ニスオムの許可証
0806 ニスオム兵団
0807 ウイニングマスターサークル
0808 アレリタ
0809 裏アレリタ
0810 超謎総全殿堂(ちょうめいそうぜんでんどう)
0811 リトルパイロット
0812 皿茶碗
0813 ほっこりんの休日
0814 能力ソムリエとクアンスティータクラス
0815 無限超(むげんちょう)
0816 QO(クアンスティータ・オリジナル)
0817 特超天体(とくちょうてんたい)
0818 ノットイグジストパワー(存在しない力)
0819 ウルトラ・エクスペリエンス(極超経験)
0820 時空トラップスイッチ
0821 グラン・ジャイアント・ネーム
0822 クアンスティータの啓示(けいじ)、謎啓(めいけい)、超示(ちょうじ)
0823 能力を超える力
0824 化種変異体(かしゅへんいたい)
0825 万種桜(ばんしゅざくら)
0826 カタトモ(ショルダーペット)、アタトモ(ヘッドペット)
0827 完全絶対存(かんぜんぜったいそん)
0828 事象の完全予約
0829 無命子(むみょうし)、器(うつわ)
0830 対消物質(ついしょうぶっしつ)
0831 真逆存在(まぎゃくそんざい)
0832 存固糊(そんこのり)
0833 隻腕同盟(せきわんどうめい)
0834 封力(ふうりょく)
0835 フォービドゥン・イレイズ・フード
0836 フォービドゥン・イレイズ・アーム
0837 背中憑き(せなかつき)
0838 (多次元大宇宙(たじげんだいうちゅう))マルチバース・エリア
0839 最強値者(さいきょうちしゃ)、最強者(さいきょうしゃ)
0840 ツィズィー
0841 ファウダー・カウン
0842 ビッグバンバースト、インフレーションバースト
0843 1quans (クアンス) 1tita(ティータ)
0844 偽クアンスティータの子供と孫
0845 クアンスティータの脱表(だっぴょう)/表層面(ひょうそうめん)
0846 クアンスティータの欠片(かけら)
0847 メンタルパーティー
0848 特殊能力洗剤(とくしゅのうりょくせんざい)/異能力洗剤(いのうりょくせんざい)
0849 第一本体、クアンスティータ・セレークトゥースの秘密
0850 クアンスティータ第八本体、第九本体、第十本体
0851 クアンスティータと芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)の超巨大な隔たり
0852 格段疑似人格(かくだんぎじじんんかく)
0853 多腹生命体(たふくせいめいたい)とパーツバース方式
0854 無有霊(むゆうれい)
0855 再生命体(さいせいめいたい)
0856 メロディア・ヴォイス
0857 生命粘土(せいめいねんど)ライフクレイ
0858 カスタム・マスクドール
0859 ヤナエル(1月)
0860 フェブラエル(2月)
0861 マーレス(3月)
0862 アブリール(4月)
0863 マーユ(5月)
0864 ユヌヤ(6月)
0865 ヨルヨ(7月)
0866 オグストス(8月)
0867 スブタムベル(9月)
0868 オクトーバル(10月)
0869 ノヴァームベル(11月)
0870 ディーサムベル(12月)
0871 クリティカル・ガールズ
0872 ルネディ(月曜日)
0873 マルテディ(火曜日)
0874 メルコレディ(水曜日)
0875 ジョヴェディ(木曜日)
0876 ヴェネルディ(金曜日)
0877 サバト(土曜日)
0878 ドメニカ(日曜日)
0879 四爵(ししゃく)
0880 デューク(公爵)
0881 マークィス(侯爵)
0882 カウント(伯爵)
0883 バロン(男爵)
0884 ヴァイカウント(子爵)
0885 肉体術宇宙大会(にくたいじゅつうちゅうたいかい)
0886 ヴァネッサ・ライブラリー
0887 奇跡の女神像
0888 悪夢の魔神像
0889 粗悪品コレクター
0890 スペルエフェクトマシン
0891 両性人(りょうせいじん)
0892 食人墓(しょくじんぼ)
0893 ウルトラ・データ
0894 能力トレーダー
0895 謎の血痕
0896 サポートツールマネージャー
0897 プロモーション名刺
0898 量産生命体
0899 クエストマネージャー
0900 タイムショップ
0901 存外物館(ぞんがいぶつかん)と存外物(ぞんがいぶつ)
0902 第三名字(だいさんみょうじ)
0903 研究秘者(けんきゅうひしゃ)
0904 クアンスティータ・ポケット
0905 クアンスティータ・オムニーア
0906 フェンディナ・ポテンシャル
0907 フェンディナ・パズル
0908 別自分(べつじぶん)
0909 フェンディナ・ミステリア
0910 右の瞳のフェンナッティヴァと左の瞳のフェルトクォマルー
0911 フェンディナ・エラーズ
0912 右の瞳のフェマクーリと左の瞳のフェスギジャナイ
0913 フェンディナ・モークェン
0914 フェタリフェッタリとフェテクレ
0915 フェンディナ・フェ・ナンディ
0916 ヴェックァクとツィグァヴ
0917 フェンディナ・ウェル・クァムドゥエス
0918 トゥウェンディモナとユァリクィッタ
0919 アルクトツクァレル
0920 ウォク・フ・クァク
0921 極大魔女ウィンディスの技能
0922 怪物ファーブラ・フィクタの名声
0923 死外(しがい)と外他化(げたか)
0924 フォルトゥーナ
0925 怪物フェノメノン
0926 怪物エボルシオン
0927 魔女パライ
0928 魔女プリチーナ
0929 化けモドキ
0930 化けモドキ ニルナ
0931 化けモドキ テイスト
0932 化けモドキ ティアグリア
0933 サイコマスターシステム
0934 安全宇宙委員会
0935 稀弱生命体(きじゃくせいめいたい)
0936 エナジーボールシューター
0937 チェンジングターゲットタッチ
0938 ニナ・ルベル(赤)プロフィール
0939 ニナ・カエルレウス(青)プロフィール
0940 ニナ・フラーウス(黄)プロフィール
0941 ニナ・ウィリディス(緑)プロフィール
0942 ニナ・アルブス(白)プロフィール
0943 ニナ・ニゲル(黒)プロフィール
0944 ニナ・フクシア(桃)プロフィール
0945 エンテオア・ウェーントゥエス
0946 クアンスティータ・オムニーア ウェルサアド
0947 嵩現(すうげん)、完全嵩現(かんぜんすうげん)
0948 余総者(よそもの)フェーリアイアリーフェ
0949 余総者(よそもの)こりん/パルテステルパ
0950 余総者(よそもの)ファクタクファ
0951 余総者(よそもの)パクスクパ
0952 余総者(よそもの)ウィーターウィ
0953 クアンスティータ・オムニーア プドゥムフォンロ
0954 余総者(よそもの)アリクビクリア
0955 余総者(よそもの)ヨクスクヨ
0956 余総者(よそもの)レントゥストゥンレ
0957 無垢(むく)
0958 カウェア
0959 アヌブイ
0960 フェリスラ・ミオシェ
0961 パラアッテ・ルーサティス
0962 クレソラ・キレス
0963 変妖雨(へんようう)
0964 クアースリータ・マネージャーズ
0965 レーフェース・クアースリータ
0966 クルニークス・クアースリータ
0967 キリエウス・クアースリータ
0968 メティピス・クアースリータ
0969 リーケノロース・クアースリータ
0970 クロディーコルス・クアースリータ
0971 トゥーテスード・クアースリータ
0972 ラルウ・クアースリータ
0973 ニルコクス・クアースリータ
0974 リオパーピー・クアースリータ
0975 魔幻術(まげんじゅつ)
0976 ペイントゼロ
0977 てぃーたりーたギフト
0978 アナザールーム
0979 ファーストボスの居城
0980 笑死(しょうし)の館
0981 クアンスティータの二つ名
0982 伝説の四大秘巫女(ひみこ)なよう
0983 架空猛者美術(かくうもさびじゅつ)
0984 強者の教師
0985 支配四輩(しはいしはい)
0986 愛玩怪物(あいがんかいぶつ)
0987 破滅の19脅威
0988 幸せの小箱
0989 伝説の悪女ダラケ
0990 女雨(にょう)
0991 財雨(ざいう)
0992 霊移(れいい)の剣(つるぎ)
0993 マシンレヴァー(てこ)
0994 銀河兵器ギャラクシーシステム
0995 クアンスティータのおもちゃ箱
0996 王者のアシスタント
0997 嘘の聖女
0998 永遠の少女
0999 カノンの人生を変えた言葉
1000 芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)の結婚?






ファーブラ・フィクタの世界観05


0801 別時空の吟侍(ぎんじ)とカノン

 ラスボス、クアンスティータに気に入られた主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)とヒロイン、カノン・アナリーゼ・メロディアスはいくつかの別時空で全く別のプロフィールを与えられて生活をしています。
 それをクアンスティータが遠くから見ているという状態になっています。
 全ては違う視点での吟侍とカノンを見てみたいというクアンスティータの好奇心がなせる技です。
 これは主に、第二本体クアンスティータ・ルーミスが行っています。
 理由は、吟侍とカノンを研究するためです。


0802 クアンスティータ移植

 ファーブラ・フィクタの主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)が致命的ダメージを負ってしまった時、助けるのがラスボスクアンスティータです。
 クアンスティータは自身の身体の複製を作り、それを吟侍に移植します。
 移植された事で、吟侍は復活しただけでなく、それまでとは全く比べものにならない程の力を手にすることになります。


0803 バトンタッチ

 ファーブラ・フィクタのヒロイン、カノン・アナリーゼ・メロディアスが楽しみにしている宇宙ドラマです。
 この物語は主人公が毎回代わります。
 最初の主人公が旅である町を訪れ、物語が展開します。
 そして、その回の物語が終わるとその主人公は新たな町に旅立ちます。
 次回は今回の主人公が町で出会った別の人が主人公で物語が展開します。
 そして、次回の主人公が次回の物語で出会った別の人がその次の物語の主人公になります。
 そうして、物語を引き継いでいって、最終回は最初の物語の主人公に戻る物語となります。
 現在はシーズン4まで進んでいます。


0804 にゅあんすぎんじ

 クアンスティータ移植によって産まれる芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)、ルフォスに続く、吟侍の第三の心(魂)になります。
 性格はクアンスティータの姉、クアースリータに近く、てきとーです。
 たまに吟侍から身体の主導権を奪い遊び回ります。


0805 ニスオムの許可証

 総全殿堂(そうぜんでんどう)という存在は第一位のクアンスティータ以外は存在するかどうかも不確定なものとされています。
 当然、どこに存在するかも解っていません。
 その総全殿堂に会うためには総全殿堂第十位のニスオムの許可証が必要とされています。
 総全殿堂に会うために総全殿堂の許可が必要だということで不可能の象徴とも言われています。


0806 ニスオム兵団

 総全殿堂(そうぜんでんどう)に会うために立ちはだかるとされているのがニスオム兵団と呼ばれる存在です。
 ニスオム兵団は絶滅した生命体で構成されていて、出番が無いときはその遺伝子だけが冷凍保存されていて、総全殿堂に会うために領域を侵そうとする者が現れる時、その遺伝子からニスオム兵団として侵入者達の前に立ち塞がるとされています。


0807 ウイニングマスターサークル

 ありえないとされる伝説中の伝説の最強戦士、ウイニングマスター専用の乗り物です。
 薄い円のようなもので、赤、青、黄色、緑、白、黒、透明(桃色)の七種類が存在するとされていて、ウイニングマスターはそのサークルに乗って、様々な場所での活動が可能とされています。
 ただ、この七つの配色はラスボス、クアンスティータの第一本体から第七本体のイメージカラーとかぶるため、クアンスティータの情報が間違って伝わったのもかも知れないとされてもいます。 


0808 アレリタ

 元々は【あれ足りない】という言葉でしたが、いつしか【ない】が取れて【あれ足り】となり、【アレタリ】となり【アレリタ】と名前が変化しました。
 その過程で、存在を示す言葉では無かったのですが、いつしか存在感を経て、謎の存在となった何か(何無何(かなか))です。
 何無何はそれから総全殿堂(そうぜんでんどう)入りを果たす存在が作られているとして知られていて、、同じ要素を持ち、存在が確認されているアレリタに総全殿堂を研究する者達に注目されています。
 こういう存在していなかった存在に意味などが追加される現象をミーン・アディション(意味の追加)と呼んでいます。
 アレリタは将来的に総全殿堂入りすると呼ばれている存在でもあります。


0809 裏アレリタ

 裏総全殿堂(うらそうぜんでんどう)にも同様の存在がいて、存在する過程が全く同じである名前もアレリタという存在がいます。
 ですが、表の総全殿堂とは全く別の存在となっていて、これは偶然同じ同名の同じ様な存在ができたという事でもあります。
 表の総全殿堂アレリタと区別をするために表アレリタ、裏アレリタと呼びます。


0810 超謎総全殿堂(ちょうめいそうぜんでんどう)

 表の総全殿堂(そうぜんでんどう)と裏の総全殿堂はどちらも定員が24位までとなっています。
 そのため、表のアレリタと裏のアレリタが総全殿堂に加入すると誰かが出なくてはなりません。
 そこではじき出されるのは24位ではなく、1位のクアンスティータとされています。
 元々、表と裏の総全殿堂はクアンスティータの存在力が生み出した、超存在なので、クアンスティータが在籍することに意味は無いとされています。
 24位までというのもクアンスティータの24の身体に合わせたものです。
 そこで、懸念されているのが、はじき出されたクアンスティータが新たな総全殿堂を産み出すという事です。
 表と裏の総全殿堂を超える新たな24位の存在を産み出し、それが、超謎総全殿堂(ちょうめいそうぜんでんどう)と呼ばれる存在を作り出すとされています。
 表と裏の総全殿堂は何無何(かなか)と呼ばれるものから産まれますが、超謎総全殿堂はクアンスティータの所有する二重宇宙世界(にじゅううちゅうせかい)、世界他外(せかいたがい)、偉唯位場(いゆいば)、何抜違至(かぬいし)から分離して産まれるとされていて二重宇宙世界にいる【よそもの】、世界他外、偉唯位場、何抜違至にいる変様何(へんようか/【【よそもの】ですらないなにか】)等が出てくるのではないかと恐れられています。
 そのため、クアンスティータという存在は自身の絶対的な力だけでなく、それまであった力関係、勢力図すら簡単に塗り替える力を持った強大過ぎる存在として認知されています。


0811 リトルパイロット

 力の弱い小人達にも他の生命体に対抗する手段があります。
 身体の大きな存在の頭の中に入り込み、その大きな存在を操ることです。
 そういう小人達をリトルパイロットと呼びます。


0812 皿茶碗

 地球で言えば、茶器に当たる物が宇宙でも支配欲を満たす物の一つとして存在します。
 それが茶碗とお皿が一緒になったような皿茶碗というものです。
 食器としては使いづらいのですが、これは芸術の一つとして広まっています。


0813 ほっこりんの休日

 皿茶碗の有名な陶芸家の一人とされるのがペンネーム【ほっこりんの休日】です。
 一見意味不明なペンネームですが、何か意図があるとされていて、その謎を解こうとする者もいれば、これはてきとーな性格のクアースリータが遊びで使っているペンネームで、何も考えていないでつけた名前だとする者の二つに意見が割れています。
 真相は全くわかっていないとされています。


0814 能力ソムリエとクアンスティータクラス

 ファーブラ・フィクタの世界において、特殊能力を解説する専門家が存在します。
 その専門家の事を能力ソムリエと呼ばれています。
 スペシャルクラスの能力ソムリエでも理解できない力はクアンスティータクラスとして恐れられるようになります。


0815 無限超(むげんちょう)

 クアンスティータを理解しようという動きは全宇宙の各星に広まっています。
 無限大という値でもクアンスティータを計れないとされていて、その結果生まれたのがクアンスティータ数です。
 ですが、クアンスティータ数はクアンスティータを計るための数なので、特殊で、一般的には使用されていません。
 そのため、クアンスティータではなく、クアンスティータクラスとされる存在を計る数として、生まれたのが無限超(むげんちょう)という単位です。
 無限超は無限大の無限大乗×無限大の無限大乗が1無限超という単位になります。


0816 QO(クアンスティータ・オリジナル)

 ラスボス、クアンスティータはメインヒロインカノンの生体データを使って女の子に近い容姿になっています。
 そのため、カノンの生体データの部分を取ると完全無性体となります。
 この状態のクアンスティータをQO(クアンスティータ・オリジナル)と呼びます。


0817 特超天体(とくちょうてんたい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、通常の常識を越えた状態で存在している天体の事を特超天体(とくちょうてんたい)と呼びます。
 超再生、復元能力を持つ、ファーブラ・フィクタ星系の星(風の星、ウェントスなどの惑星は破壊されてもクアンスティータの影響でより強固になって復活します)もその一種とされていますが、本来はクアンスティータと関係ない状態で特別な力を持っている天体の事を指します。


0818 ノットイグジストパワー(存在しない力)

 ファーブラ・フィクタの世界において、あってはならないとされている力を指します。 これはクアンスティータなどのラスボス級のキャラクターが持っている力で、例えば、その力を解放することによって全てが一瞬にして消え去る力、全ての意味を無くす力、生きている者を全て消し去る力等、出したとたんに、世界観が崩壊する力をさします。
 これは危険思想の一つと考えられていて神や悪魔などもこの考えを持つ者を始末しようとします。
 理由は神や悪魔の存在意義を崩壊させる力でもあるからです。
 その力を生まれつき持っていた存在が怪物ファーブラ・フィクタであり、神話以前の時代から恐れられていました。
 その力をより強大な形にした状態で受け継いだのがラスボスクアンスティータであるとされています。


0819 ウルトラ・エクスペリエンス(極超経験)

 ファーブラ・フィクタの世界において、自身の限界を大きく超える経験をすることをウルトラ・エクスペリエンスと呼んでいます。
 通常の場合、肉体などの限界を超えてしまうため、それは一瞬の大幅スキルアップとの引き替えの死、消滅を意味します。
 ですが、特別な条件を加えた場合のみ、その経験を得た状態でも生存する事が可能とされています。


0820 時空トラップスイッチ

 ファーブラ・フィクタの世界において、過去に存在していた謎の存在があらかじめ、時空のあちこちに仕掛けておいた罠を時空トラップと呼びます。
 その時空トラップの起動を行える時空トラップスイッチというものが存在しますが、何処にあるのかは不明とされています。


0821 グラン・ジャイアント・ネーム

 ファーブラ・フィクタの世界において、保管されている最上級のビッグネームの事をジャイアント・ネームと呼びます。
 クアンスティータが誕生する前にはたった6つの名前がジャイアント・ネームとして登録されていましたが、クアンスティータが誕生してからは最強の力を持つクアンスティータの名前を入れないのはおかしいという思想が生まれ、クアンスティータ、及び、クアンスティータに関する名前もグラン・ジャイアント・ネームという一つ上の位として登録される事になります。


0822 クアンスティータの啓示(けいじ)、謎啓(めいけい)、超示(ちょうじ)

ファーブラ・フィクタの世界において、解読が超難関ではあるものの、それを理解すると真理を超える情報を授かるとされているのが、クアンスティータの啓示(けいじ)と呼ばれています。
 また、別名で謎啓(めいけい)、超示(ちょうじ)とも呼ばれていますが、同じ意味です。
 近いイメージでいえば神の啓示、天啓、~示です。
 クアンスティータがもたらす啓示のようなものです。
 主人公の吟侍がこの啓示を受け取る力を持っていて、それが、彼の答えの力でもあります。


0823 能力を超える力

 ファーブラ・フィクタの世界において、能力とは破壊されれば使えなくなるある意味脆い力とされています。
 例え、どんなに恐ろしい能力の持ち主でもアビリティークラッシュなどの能力破壊の力には脆弱さが浮き彫りになります。
 そのため、実力者になると同じ効果をもつ別の能力を複数持つなどの対策を取ったりしていますが、それよりもさらに実力者になると、能力を超える力を持つようになります。
 実際には能力という言い方をしますが、能力とは別物であるとも言えます。
 その能力を超える力を化力(かりょく)と言います。
 この化力はアビリティークラッシュに対して強い耐性と再生力を持っています。
 そのため、この能力(化力)は破壊されにくいという特徴を持っています。
 さらにこの上の力を超化力(ちょうかりょく)とも呼び、クアースリータなどの力がそれにあたります。
 そのさらに上の力を超謎化力(ちょうめいかりょく)とも呼び、解明されない謎の部分が多くあります。
 この超謎化力はクアンスティータの力を指すとされていますが、解明されていないため、クアンスティータはさらに上の何かであるとも言われています。
 基本的には全部、能力という言い方をしますが、クアンスティータの能力(超謎化力またはそれ以上の力)は全くの別物であるとされています。


0824 化種変異体(かしゅへんいたい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、化獣(ばけもの)やそれに近い属性を持つ存在を化種変異体(かしゅへんいたい)とも呼びます。
 研究者が研究のために用いる言葉であり、あまり一般的には使用されていません。
 これで言うと、主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)の心臓である七番の化獣ルフォスやラスボスである十三番の化獣クアンスティータも化種変異体であると言えます。


0825 万種桜(ばんしゅざくら)

 ファーブラ・フィクタの世界において、元々は桜の一種なのですが、様々な種類の花を咲かせる事から万種桜(ばんしゅざくら)と呼ばれる木があります。
 これは変身能力の基礎を研究するための素材として重宝されていますが、宇宙天然記念物に指定されていますので、自由に研究する事はできません。


0826 カタトモ(ショルダーペット)、アタトモ(ヘッドペット)

 ファーブラ・フィクタの世界で流行しているファッションの一つでショルダーパッド(鞄の紐の肩にあたる部分につけるパッド)の部分にぬいぐるみなどを乗せる事をいいます。
 肩に乗せるお友達という意味でカタトモと呼ばれています。
 ちょうど、小動物が、肩に乗っている感じです。
 大人はしませんが、女子高生や子供に大人気です。
 同様の商品で、帽子にぬいぐるみなどを縫いつけて頭に乗せるお友達という意味でアタトモという商品もあります。
 カタトモはショルダーペット、アタトモはヘッドペットという別称があります。


0827 完全絶対存(かんぜんぜったいそん)

 ファーブラ・フィクタの世界において、絶対者とは神御(かみ)や悪空魔(あくま)になれなかった不完全な存在がそう呼ばれていますが、元々、絶対者とは遙かに別格の別の存在がそう呼ばれていました。
 その存在にあやかって絶対者アブソルーターは絶対者を名乗りました。
 そのため、元々の絶対者は完全絶対存(かんぜんぜったいそん)と呼び変えられるようになりました。
 その力は神をもしのぐとされていますが、善なる究極の存在、~超存(真超存/しんちょうそん)の別称とされています。
 ただ、完全絶対者は過去から存在する存在で、~超存はこれから生誕するであろうとされている存在なので、そこに矛盾があるとされています。
 その矛盾はラスボスクアンスティータの第二本体、ルーミスが関わっているとされる説もあります。


0828 事象の完全予約

 ラスボス、クアンスティータは各本体毎に代表的な力を持っていますが、その代表的な力以外にも恐ろしい力を持っています。
 その一つが、事象(じしょう)の完全予約です。
 これは対象者、対象世界の未来において行われたりする全ての行動や現象などを完全に予約するというものです。
 予約されてしまうと対象の存在や世界はそれ以外の事は出来ません。
 完全に行動を支配されてしまうという事になります。
 クアンスティータに勝てる者が存在しないのはこういったどうしようもない力を数多く持つためであり、まともにぶつかっても全く勝負にならないからです。
 ただ、幼いが故にその力があっても使わないために主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)が助かるための余裕ができるのです。
 クアンスティータが倒すつもりになったら、全てがどうしようもありませんが、じゃれ合うという感覚でいるために、戦いを挑める要素が生まれているという状態です。
 なので、本気にならないのですから、そのクアンスティータに勝つ意味はありません。
 そのために、勝つ事よりも生き残る事がファーブラ・フィクタの物語では重要視されています。


0829 無命子(むみょうし)、器(うつわ)

 ファーブラ・フィクタの世界において、初めから生きていない身体を指します。
 命を持たず、出ますが、形としては様々な生命体と同じ形をしています。
 これは無命子(むみょうし)と呼ばれ、別名は器(うつわ)とも呼ばれています。
 この無命子に魂を入れれば動かす事が出来、疑似生命体となります。
 よく、肉体を持たない魂などが入り込んだりします。
 ですが、あくまでも生命体とは別のものとなります。


0830 対消物質(ついしょうぶっしつ)

 ファーブラ・フィクタの世界において存在する、物質の完全な逆になる物質でその対象の物質と合わさると完全消滅する事から対消物質(ついしょうぶっしつ)と呼ばれます。
 意味合い的には反物質と近いですが、全くの〇にする対消物質は作り出すのがほぼ不可能とされています。
 これを作り出せるのはかなりの存在であるとされています。


0831 真逆存在(まぎゃくそんざい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、対消物質(ついしょうぶっしつ)の存在版が真逆存在(まぎゃくそんざい)とされています。
 ただ、単に、同じ存在と違い、全く逆の存在であるために、同じ能力を真似るという意味ではなくぶつかり合えば、違う力でも共倒れになる存在を指します。
 この存在は自然界においては存在せず、かなりの力のある存在によって作り出される存在であるとされています。
 クアンスティータクラスの力を持っている存在でないと簡単に作り出せるものではなく、作り出せたとしてもかなりの奇跡がともなわないと不可能とされています。
 存在自体が出鱈目(でたらめ)のクアンスティータは別です。


0832 存固糊(そんこのり)

 ファーブラ・フィクタの世界において、存在の動きを固めてくっつけて動けなくする糊(のり)が存在します。
 それを存固糊(そんこのり)と呼びます。
 強力なものになるとボスクラスでも固める事が出来ます。


0833 隻腕同盟(せきわんどうめい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、強者の部類に入る同盟です。
 片腕を同盟の証として、一つの場所に封印しています。
 そのため、メンバーは全て隻腕となりますが、代わりに、個別では持ち得ない程の強大なパワーを得ています。
 それは封印している腕を通して、触媒とし、同盟の仲間の力を自由に使えるからです。
 この力を得るために片腕を差し出す者が後を絶たず、力は増大しています。
 この同盟を作った創設者は戦いにおいて片腕を失い、力も失いました。
 だけど、それを逆手にとって、封印石に触媒として、失った腕を提供し、同じように片手を失った者のもぎ取られた腕を追加触媒としていく事で、元々の力以上の力を得ることに成功しました。
 マイナス要素をプラス要素に変えた事として、語り継がれている物語の一つです。


0834 封力(ふうりょく)

 ファーブラ・フィクタの世界において、強すぎる者は力を求めるのではなく、逆に自らの力を封じる事を重要視します。
 自らの力によって、大切な何かを破壊してしまう事を恐れるためです。
 この事からも力を求める者は本当の強者ではないとされています。
 力の恐ろしさを知るものこそ、本当の強者とされています。


0835 フォービドゥン・イレイズ・フード

 ファーブラ・フィクタの世界において、最悪の禁忌の一つとして考えられているのがフォービドゥン・イレイズ・フードとされる食べ物です。
 これを食べた者は超絶的な力や美貌などを手にする事が出来るとされていますが、その効力はまる1日しか持ちません。
 それを食べた者の末路は消滅しかないとされているため、戦闘狂や一瞬の美しさを求める者がその存在をかけて食べます。


0836 フォービドゥン・イレイズ・アーム

 ファーブラ・フィクタの世界において、最悪の禁忌の一つとして考えられているのがフォービドゥン・イレイズ・アームとされる武具です。
 この武器を操る者は超絶的な力を持ちますが、その魂はその武器に吸収されます。
 そのため、武器を操っている内はその武器に心があり、その武器が身体を操り、戦いますが、一度でも戦いをやめてしまうと、その武器から魂は消滅し、身体だけが取り残されるという状態になります。


0837 背中憑き(せなかつき)

 ファーブラ・フィクタの世界に存在する寄生生命体の一種を背中憑き(せなかつき)と呼びます。
 例外もありますが、主に人型の生命体に取り憑き、背中から宿主を操る事からそう呼ばれます。


0838 (多次元大宇宙(たじげんだいうちゅう))マルチバース・エリア

 ファーブラ・フィクタの世界において、上を目指す者にとって、最強の地位にドンといるクアンスティータは目の上のたんこぶ状態であると言えます。
 現実世界(人間界)の多次元大宇宙空間ではいかに、クアンスティータとその周辺をカウントしないで強弱を決める事に重点をおきます。
 そこで、用いられたのが、多次元大宇宙空間をエリア別に分けるという区分けでした。
 クアンスティータが誕生する星ファーブラ・フィクタを中心に類は友を呼ぶようにそれに近しい実力者達がいるエリアを一つの大宇宙として区分けして、それ以外の大宇宙を細分化して各大宇宙毎のエリアを決めました。
 そのエリアの事を(多次元大宇宙(たじげんだいうちゅう))マルチバース・エリアと呼びます。
 このエリア分けによってクアンスティータのいるマルチバース・エリアでは最強になれなくても他のマルチバース・エリアでは最強となることが可能となりました。


0839 最強値者(さいきょうちしゃ)、最強者(さいきょうしゃ)

 多次元大宇宙を細分化して、出来た各(多次元大宇宙(たじげんだいうちゅう))マルチバース・エリアでクアンスティータ以外の最強の座にいる存在の事を最強値者(さいきょうちしゃ)もしくは最強者(さいきょうしゃ)と呼びます。
 本当の意味での最強であるクアンスティータには勝てませんが、他のマルチバース・エリアの中では最強とされる存在で恐れられていますが、ほとんどの場合の禁句として【クアンスティータ】に関する言葉があります。
 それはクアンスティータに対する劣等感を刺激されるので、最強者達のプライドを傷つけるという事になるからです。


0840 ツィズィー

 クアンスティータとは別のマルチバース・エリアでの最強値者(さいきょうちしゃ)がツィズィーと呼ばれる存在です。
 チェコ語で【見知らぬ】の意味を持つ彼女は正体について謎に包まれています。
 彼女自身は最強を名乗りたくないのですが、彼女がこのマルチバース・エリアを離れると他のマルチバース・エリアの最強値者の侵略にあうかもしれないからと居住者達に泣きつかれて、最強値者の位置にいます。
 彼女はクアンスティータや総全殿堂(そうぜんでんどう)、QOH等を省いて、最強を名乗るという事に納得していません。
 殆どの各マルチバース・エリアの最強値者達はクアンスティータ達は恐れますが、それ以外の最強値者達には負けないという自負がありますので、隙あらば、他のマルチバース・エリアの最強値者を倒し、自身の管轄するマルチバース・エリアを拡大しようと思っています。
 彼女はそんな姑息な考えに嫌気がさしているのです。


0841 ファウダー・カウン

 クアンスティータとは別のマルチバース・エリアでの最強値者(さいきょうちしゃ)がツィズィーと呼ばれる存在です。
 アラビア語で【混沌】と【万物】の意味を持つ彼は野心がいっぱいです。
 クアンスティータの逆鱗に触れないように、自身の支配するマルチバース・エリアの拡大を狙っています。
 隙あらば、切っ掛けをつくって、他のマルチバース・エリアの最強値者に戦いを挑もうとしますが、上手くかわされています。
 最強値者としての実力はそれほど高くないので、上手くかわされて得をしているのは彼自身とも言えます。
 他の最強値者達はクアンスティータの動きが気になって、自身の持つパワーが悪影響しないか恐れるが故に戦おうとしないのです。
 それを知ってか知らずかむやみに戦いを挑もうとする彼は愚か者であるとも言えます。
 が、彼にしても他の最強値者達にしてもクアンスティータを恐れている時点で最強となる事はありません。


0842 ビッグバンバースト、インフレーションバースト

 ファーブラ・フィクタの世界において、ラスボスクアンスティータが誕生するにあたって、ガンマレイバースト以上の爆発の現象を設定しておく必要があったため、ビッグバンが起きる爆発をビッグバンバースト、インフレーションが起きる爆発をインフレーションバーストとしています。
 さらにそれ以上の爆発も想定されることからクアンスティータバーストという爆発基準を設定していますが、明確な基準ではなく曖昧で表現されていない基準となっています。
 インフレーションバーストを超える爆発は全てクアンスティータバーストとしています。


0843 1quans (クアンス) 1tita(ティータ)

 ファーブラ・フィクタの世界において最強の代名詞でもあるクアンスティータは単位にもなっています。
 24の解けない謎を1quans (クアンス)という単位で数えています。
 同様に、24の計れない超越数を1tita(ティータ)という単位で数えています。
 24というのはクアンスティータの本体と側体を足した数で、それを一つの単位としています。


0844 偽クアンスティータの子供と孫

 公式の偽クアンスティータは10核存在しますが、この10核のクアンスティータはそれぞれ3核ずつコアとなる核を持っています。
 一つは自身のためのものですが、残り二つは子供二核、もしくは子供と孫を一核ずつ生み出すためのものでもあります。
 偽クアンスティータは全て女性型ですが男性パートナーは必要とせず、単独で産み落とす事が可能です。
 また、偽クアンスティータ達が毒蛇や蜂などの特徴をそれぞれ持っていましたが、偽クアンスティータの子供や孫には別の特徴を持たせるなどの自由なカスタマイズも可能です。


0845 クアンスティータの脱表(だっぴょう)/表層面(ひょうそうめん)

 本体及び、側体のクアンスティータは全て、何層もの表層面(ひょうそうめん)というカバーを被っています。
 それを丁度蛇などの脱皮のように脱ぎ捨てる事によって、内に隠されているパワーが表に出てきます。
 見た目は変わりませんが、一枚表層面を脱ぎ捨てる事によって天文学的数値の倍数までパワーがあがります。
 表層面とはクアンスティータの封印のようなものでもあります。


0846 クアンスティータの欠片(かけら)

 クアンスティータによって脱ぎ捨てられた表層面(ひょうそうめん)をクアンスティータの欠片と言います。
 クアンスティータの欠片は皮状のものから玉状のものに形態変化し、信じられない程膨大なエネルギーを発生させます。
 もともとクアンスティータが被っていたものですから、そのパワーは計り知れなく、史上最高の宝とされています。
 ですが、クアンスティータの欠片が一つ出るという事はそれだけ、クアンスティータの誰かが恐ろしくパワーアップしたという事を意味しているので、出回る事はないとされています。
 逆に出回っているのはこれを信じている存在を騙すための偽物ばかりです。


0847 メンタルパーティー

 ファーブラ・フィクタの主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)が作り出した、疑似精神をメンタルパーティーと呼びます。
 吟侍は元々怪物ファーブラ・フィクタの七つの魂の一つが転生して人間になった存在なので、彼には他に六つの魂の空き容量がありました。
 それを利用して、本人を含めて七つの性格を作り出しました。
 その七つの心は全て吟侍本人なので、多重人格のようなものですが、吟侍の場合は魂そのものを七つ作っています。
 クアンスティータと戦うにあたって一つの精神では荷が重いと考えた彼は七種類の戦い方が出来るように魂を七つに分けたのです。
 七つの魂は生まれた順番にラテン語の数字で呼び合っています。
 元々の吟侍本人を1(ウーヌム)として、2(ドゥオ)、3(トリア)、4(クァトゥオル)、5(クィンクゥエ)、6(セックス)、7(セプトゥム)として呼び合っていますが、6のセックスは別の意味でとらえられる可能性もあるので作中では数字の【6】という事にします。
 クアンスティータもそうであるように吟侍も七つの行動パターンを持つ事になるのです。


0848 特殊能力洗剤(とくしゅのうりょくせんざい)/異能力洗剤(いのうりょくせんざい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、それで現れると特殊能力、異能力を失うとされる洗剤が存在します。
 それを特殊能力洗剤(とくしゅのうりょくせんざい)または、異能力洗剤(いのうりょくせんざい)と呼びます。
 能力を超える力、化力(かりょく)以上の力に対しては無効の洗剤です。



0849 第一本体、クアンスティータ・セレークトゥースの秘密

 ラスボス、クアンスティータの第一本体、セレークトゥースにはその名前の元になった【秘密】の意味が示すようにある秘密を持っています。
 いくつか秘密を持っていますが、その中でも最も大きな秘密はクアンスティータ誕生にまつわるものです。
 魔女ニナの持っていた27の宇宙世界の内、24を継承したクアンスティータですが、本来は27全ての宇宙世界を引き継ぐ筈でした。
 実際には、1番の化獣(ばけもの)ティアグラ、7番の化獣ルフォス、12番の化獣クアースリータが残る3つの宇宙世界をティアグラ・ワールド、ルフォス・ワールド、ロストネットワールドとして引き継ぎました。
 それは、そのまま、クアンスティータに引き継がせるには宇宙世界のパワーは膨大過ぎたので、まず、実験として3つの世界を他の化獣に与えて試すというものだったのです。
 ですが、元々、クアンスティータが引き継ぐ用に宇宙世界のパワーは遙かにスケールアップさせていたので、ティアグラ、ルフォス、クアースリータは本来の宇宙世界を引き継げませんでした。
 そのため、本来の宇宙世界からほんの一部を削り取り、それをティアグラ・ワールド、ルフォス・ワールド、ロストネットワールドとしたのです。
 3つの世界の削り取った部分以外の大部分の宇宙世界はそれぞれ新たに用意した幻の第八から第十本体に持たせたのです。
 ですが、第八から第十本体はクアンスティータや他の化獣の様に、核を持たせる事が出来なかったため、レギュラー本体ではなく、第一本体、クアンスティータ・セレークトゥースの中に、大部分の宇宙世界と共に隠し本体として、内在させています。
 その秘密を隠し持つが故に第一本体はセレークトゥース(秘密)と呼ばれています。


0850 クアンスティータ第八本体、第九本体、第十本体

 ラスボス、クアンスティータの第一本体、セレークトゥースの中に隠れているとされているのが、第八本体クアンスティータ・リデュソーム(固体)、第九本体クアンスティータ・クィデュリース(液体)、第十本体クアンスティータ・フォリメリエ(気体)です。
 リデュソームは1番の化獣(ばけもの)ティアグラのティアグラ・ワールドを削り取ったリデュソーム・ワールドという宇宙世界、クィデュリースは7番の化獣ルフォスのルフォス・ワールドを削り取ったクィデュリース・ワールドという宇宙世界、フォリメリエは12番の化獣クアースリータのロストネットワールドを削り取ったフォリメリエ・ワールドという宇宙世界を所有しています。
 実力は第七本体より、数字が大きいと言っても、クアンスティータ・テレメ・デより強いという訳ではなく、三核とも第一本体、セレークトゥースと同程度です。
 クアースリータは第一本体、セレークトゥースとの双子なので、クアンスティータの影響を受けて、クアースリータも成長すると三つの本体に別れるようになっています。
 第八、第九、第十本体はレギュラー本体ではなく、隠し本体という事になっています。


0851 クアンスティータと芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)の超巨大な隔たり

 ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータと主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)がまともに戦うためにはとても大きな隔たりがあり、超えなくてはいけない壁がいくつも存在します。
 その内の一つが頭脳、反射神経などです。
 クアンスティータの攻撃に対して、考えてから動くのでは当然間に合わないとして、反射神経で動いても全く間に合いません。
 電気信号で脳に、動きを伝えている時点で完全に遅すぎるのです。
 更に、クアンスティータの動きは全く予想外の変化を絶えず生んでいるので、じっくり様子を見て対処してもまだまだ全然足りません。
 つまり、反射神経以上の動きを必要とし、さらに、熟考以上の考えを必要とします。
 そのため、全く相反する意味でも通常の状態ではクアンスティータには全く対処できません。
 この点、一つをとっても人間でいる限り、クアンスティータには勝てませんので、クアンスティータに挑むという事は色々と超えるべき超巨大な壁がいくつも存在します。


0852 格段疑似人格(かくだんぎじじんんかく)

 ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータには普通に考えていたのでは全く対処できないので、主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)とその心臓、七番の化獣(ばけもの)ルフォスが取った対処法は、吟侍の二つに分ける事でした。
 片方には人間として生活するための心、もう片方は人間であることを捨て、対クアンスティータ用に特化した心に作り変えるというものです。
 ですが、人間を捨てるという事は簡単な事ではありません。
 下手をすれば、人間として生活するための心をも崩壊させる危険極まりない行為でもあります。
 そこで、取った対処法は二つの吟侍の心の間に、擬似的な人格を五つ割り込ませるというものです。
 本物の吟侍の性格の間に段階的なバランスを取った五つの心を割り込ませる事によって、バランスを取ったのです。
 元々、怪物ファーブラ・フィクタは七つの魂を持っていたので、その一つの魂の生まれ変わりである吟侍には七つの心を受け入れるキャパシティーがありました。
 そのために出来た対処法と言えますが、そのため、彼は多重人格者としての道を選択する事になりました。
 本物二つの心の間にある五つの人格を格段疑似人格(かくだんぎじじんかく)と言います。
 対クアンスティータ用の吟侍の心はもちろん、五つの格段疑似人格も通常の敵と戦う時は全く必要としません。
 人間としての吟侍の心で十分過ぎる程対処できます。
 クアンスティータにだけ必要だと言うことはそれだけ、この最強の化獣が特別であるという事でもあります。
 同様の理由で考え出されている吟侍のメンタルパーティーでは、個々の差別化は出来てもクアンスティータに対抗するための大きなパワーを得るための強大な精神を持たせることは出来なかったため、七つの個性のある精神から、精神に格付けを行い、平常時とのパワーバランスを取る方式に切り替える事になりました。
 形は変える事になりましたが、これもメンタルパーティーの一つであると言えます。
 吟侍はこの様に使える力を模索しながら、クアンスティータに対抗する力を得ようと常に努力しています。


0853 多腹生命体(たふくせいめいたい)とパーツバース方式

 ラスボス、クアンスティータ研究の一つで、クアンスティータが七名の女性の体内で、七つの本体が生まれるという点に注目して考え出されたのが多腹生命体(たふくせいめいたい)になります。
 複数の母体を利用して複合生命体を誕生させようという試みは繰り返し行われていますが、どれも上手く行きません。
 そこで、考え出されたのが、右腕だけ、左足だけというように身体のパーツをバラバラに作り出して生み出し、生まれた時に融合させるというパーツバース方式です。
 一つの生命体ではなく、部分的に生み出すために、出産時期を同時に調節するのと、速やかな融合処理を必要としますが、成功率は格段に上がり、これが、複合生命体に代わる強者を生み出すスタンダードになりました。
 クアンスティータは怪物ファーブラ・フィクタと魔女ニナだから生み出せた反則技のようなもので、他で真似しようと思っても真似を出来るものではありません。
 また、単独のポイントでは複合生命体で予想されていたポテンシャル超える部分もありますが、総合戦闘能力では、複合生命体に劣ります。
 複合生命体としては、別々の生命体の融合がスタンダードとなっています。


0854 無有霊(むゆうれい)

 ラスボス、クアンスティータは破壊を生みますが、同じ様に想像も生みます。
 クアンスティータの周りでは、全くの無から生命体や魂などが生まれ出たりしています。
 そう言った魂などを無有霊(むゆうれい)と呼びます。
 状態が似ているため、霊と表現していますが、実際には霊とは全く別物でもあります。


0855 再生命体(さいせいめいたい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、一度生命としての寿命を全うした後で、その骸に再処理を行う事で、全く別の新たなる生命体となる事があります。
 元の存在のポテンシャルを生かして、新たなる強者という形で再生するもので邪法の一つとされています。


0856 メロディア・ヴォイス

 ファーブラ・フィクタの世界において、冒険者達を導いてくれる謎の声をメロディア・ヴォイスと呼びます。
 最初の冒険者がこの声を聞いた時、女性の声に聞こえて、その声の主をメロディアと名付けた事からそう呼ばれました。
 主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)を導く、謎の少女はてなの声もメロディア・ヴォイスの一つとされています。


0857 生命粘土(せいめいねんど)ライフクレイ

 ファーブラ・フィクタの世界において、造型して、色を塗ると、その形に合った生命体になる粘土があります。
 それを生命粘土(せいめいねんど)ライフクレイと呼んでいます。


0858 カスタム・マスクドール

 ファーブラ・フィクタの世界において、かなりの実力者に特別なマスクをつけて、操る技術が存在します。
 操られている存在の事をマスクドールと呼びます。
 その中でも三重にマスクをかぶせて操っている特別なマスクドールが存在します。
 それをカスタム・マスクドールと呼んでいます。
 カスタム・ドールは12名存在します。
 似たイメージを持つクリティカル・ガールズとはライバル関係にあります。


0859 ヤナエル(1月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で1月を意味するヤナエルという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0860 フェブラエル(2月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で2月を意味するフェブラエルという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0861 マーレス(3月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で3月を意味するマーレスという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0862 アブリール(4月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で4月を意味するアブリールという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0863 マーユ(5月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で5月を意味するマーユという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0864 ユヌヤ(6月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で6月を意味するユヌヤという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0865 ヨルヨ(7月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で7月を意味するヨルヨという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0866 オグストス(8月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で8月を意味するオグストスという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0867 スブタムベル(9月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で9月を意味するスブタムベルという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0868 オクトーバル(10月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で10月を意味するオクトーバルという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0869 ノヴァームベル(11月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で11月を意味するノヴァームベルという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0870 ディーサムベル(12月)

 ファーブラ・フィクタの世界において、操られている12名の強者カスタム・マスクドールの一名です。
 元々は地球出身者ではないのですが、つけられている三重のマスクの発祥は地球であるため、出来た月からアラビア語で12月を意味するディーサムベルという名前が与えられています。
 カスタム・マスクドールはマスクを外せば、みんな絶世の美女とされているため、彼女達を欲しがる権力者達は後を絶たないとされています。


0871 クリティカル・ガールズ

 ファーブラ・フィクタの世界において、カスタム・マスクドールと混同して間違われやすい存在がクリティカル・ガールズになります。
 どちらも絶世の美女、美少女であるという事と元になる由来が地球であるという事が宇宙人達にとっては間違い易い状況であると言えます。
 違いは、カスタム・マスクドールがつけている三重のマスクが出来た月の名前をつけられているのに対して、クリティカル・ガールズは、彼女達の生まれた曜日を基準につけられています。
 また、マスクドールの上位種として、カスタム・マスクドールが存在しているのに対して、クリティカル・ガールズは、下位種は存在しません。
 また、カスタム・マスクドールのように操られてもいません。
 その事からも彼女達は一緒にされることを極端に嫌います。
 ですが、実力的にも同程度なので、他者には同じように見られがちです。


0872 ルネディ(月曜日)

 地球で考えると月曜日に生まれたことからイタリア語でルネディという名前を名乗っているクリティカル・ガールズになります。
 絶世の美女というキャッチフレーズから同じキャッチフレーズのカスタム・マスクドールに強いライバル心を持っています。


0873 マルテディ(火曜日)

 地球で考えると火曜日に生まれたことからイタリア語でマルテディという名前を名乗っているクリティカル・ガールズになります。
 絶世の美女というキャッチフレーズから同じキャッチフレーズのカスタム・マスクドールに強いライバル心を持っています。


0874 メルコレディ(水曜日)

 地球で考えると水曜日に生まれたことからイタリア語でメルコレディという名前を名乗っているクリティカル・ガールズになります。
 絶世の美女というキャッチフレーズから同じキャッチフレーズのカスタム・マスクドールに強いライバル心を持っています。


0875 ジョヴェディ(木曜日)

 地球で考えると木曜日に生まれたことからイタリア語でジョヴェディという名前を名乗っているクリティカル・ガールズになります。
 絶世の美女というキャッチフレーズから同じキャッチフレーズのカスタム・マスクドールに強いライバル心を持っています。


0876 ヴェネルディ(金曜日)

 地球で考えると金曜日に生まれたことからイタリア語でヴェネルディという名前を名乗っているクリティカル・ガールズになります。
 絶世の美女というキャッチフレーズから同じキャッチフレーズのカスタム・マスクドールに強いライバル心を持っています。


0877 サバト(土曜日)

 地球で考えると土曜日に生まれたことからイタリア語でサバトという名前を名乗っているクリティカル・ガールズになります。
 絶世の美女というキャッチフレーズから同じキャッチフレーズのカスタム・マスクドールに強いライバル心を持っています。


0878 ドメニカ(日曜日)

 地球で考えると日曜日に生まれたことからイタリア語でドメニカという名前を名乗っているクリティカル・ガールズになります。
 絶世の美女というキャッチフレーズから同じキャッチフレーズのカスタム・マスクドールに強いライバル心を持っています。


0879 四爵(ししゃく)

 ファーブラ・フィクタの世界において、伝わる4名のイケメン強者を指します。
 元々は、カスタム・マスクドールとクリティカル・ガールズのファンが絶世の美女の集団の男性版を作りたいという思いから生まれた集団です。
 そのため、四爵も地球からネーミングされている集団になります。
 実力的にはカスタム・マスクドールやクリティカル・ガールズには劣りますが、ファンが多いという点では男性ファン女性ファンの違いはあれど同等のレベルになっています。


0880 デューク(公爵)

 四爵(ししゃく)の一名で、地球で言うところの爵位の公爵から名前を取ったのが、デュークになります。
 四名に共通するのは超絶美形の男性という事です。


0881 マークィス(侯爵)

 四爵(ししゃく)の一名で、地球で言うところの爵位の侯爵から名前を取ったのが、マークィスになります。
 四名に共通するのは超絶美形の男性という事です。


0882 カウント(伯爵)

 四爵(ししゃく)の一名で、地球で言うところの爵位の伯爵から名前を取ったのが、カウントになります。
 四名に共通するのは超絶美形の男性という事です。


0883 バロン(男爵)

 四爵(ししゃく)の一名で、地球で言うところの爵位の男爵から名前を取ったのが、バロンになります。
 四名に共通するのは超絶美形の男性という事です。


0884 ヴァイカウント(子爵)

 四爵(ししゃく)の幻のメンバーで、地球で言うところの爵位の子爵から名前を取ったのが、ヴァイカウントになります。
 四名と同様に超絶美形の男性という事です。


0885 肉体術宇宙大会(にくたいじゅつうちゅうたいかい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、特殊能力を一切使わず、肉体そのものを武器に戦う大会を肉体術宇宙大会(にくたいじゅつうちゅうたいかい)と呼ばれています。
 実際には特殊能力などを使った方が有利に戦えますが、肉体の強さのみを競う大会です。
 男性部門、女性部門、その他部門の三部門に加えて、肉体のサイズからも150部門ずつに分かれていますので、全450部門存在します。


0886 ヴァネッサ・ライブラリー

 肉体術宇宙大会の標準ヒューマンサイズの女性部門の宇宙チャンピオンで、美女であることからアイドルチャンピオンとなっています。
 彼女は男勝りな性格で、男性部門やその他部門、または、別サイズの選手とも部門を超えて挑戦し続ける事から、この大会bPの人気選手でもあります。


0887 奇跡の女神像

 誰が作ったかは全く不明とされている奇跡の女神像と呼ばれる像がファーブラ・フィクタの世界には8つ存在します。
 その全てを見たとき、何らかの光明が見える者が続出したことからそう呼ばれます。
 ですが、本当は女神をかたどった像ではないという噂もあります。


0888 悪夢の魔神像

 奇跡の女神像の反対で、不幸を呼ぶとされているのが、9体の魔神像です。
 これはファーブラ・フィクタの世界に点在し、全てを見てしまうと奈落の底に落ちるような目にあうとされています。
 これも魔神をかたどった像ではないという噂があります。


0889 粗悪品コレクター

 通常の商品ではなく、壊れて使い物にならない粗悪品をコレクションとして集める存在の事を粗悪品コレクターと呼ばれます。
 クアンスティータも粗悪品コレクターとなるような性格をしているとされています。


0890 スペルエフェクトマシン
 ロボットの一種とされていますが、術式による効果等の組み合わせで組み立てられたものをスペルエフェクトマシンと呼びます。


0891 両性人(りょうせいじん)

 ファーブラ・フィクタの世界には性別を自由に選べる種類の人類が存在します。
 それを両性人(りょうせいじん)と呼びます。


0892 食人墓(しょくじんぼ)

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つで、自身の墓に生者を引きずり込み食べてしまうという墓が存在します。
 それを食人墓と呼び、恐れられています。


0893 ウルトラ・データ

 ファーブラ・フィクタの裏社会で売り買いされている強者を作り出すための生態データをウルトラ・データと呼んでいます。
 このデータを元に作られた生命体は簡単に強者になることから高値で売り買いされています。
 もちろん違法です。


0894 能力トレーダー

 ファーブラ・フィクタの世界において、二名以上の能力者の能力を交渉により取り替える事が出来る存在を能力トレーダーと呼びます。
 自分の能力が気に入らないという存在はかなり存在しているので、人気の職業でもあります。
 能力的な特殊技能はいらず、特定の道具を利用することによって、誰でもなることは出来ます。


0895 謎の血痕

 ファーブラ・フィクタに伝わる都市伝説の一つで、何処の誰かか解らない血痕を発見すると六日後の自分の血痕だったというものです。
 それを謎の血痕と呼び、恐れられています。


0896 サポートツールマネージャー

 ファーブラ・フィクタのヒロイン、カノンの発明品の一つです。
 生活に置いて必要とされるサポートをする、球体の集まりのロボットで、1セット大小6つの球体で出来ています。
 それをサポートツールマネージャーと呼んでいて、身体の不自由な人の世話から、ビジネスサポートまで、いろんな機能が内蔵されています。


0897 プロモーション名刺

 ファーブラ・フィクタのヒロイン、カノンの発明の一つで、名刺サイズの映像装置をプロモーション名刺と呼びます。
 このプロモーション名刺に映像を録画したりして、相手に渡して使います。


0898 量産生命体

 全く同じDNAを持つ生命体を量産生命体と呼びます。
 高度な技術を持つ星では比較的簡単に実用が可能ですが倫理面等で問題があるとされています。
 生命を弄ぶなという意見も多数あり、表立っては実用化されていない技術です。


0899 クエストマネージャー

 ファーブラ・フィクタの世界において冒険者達の冒険をマネジメントする職業をクエストマネージャーと呼びます。
 有名な勇者ではこのクエストマネージャーを何名も雇ってより波瀾万丈に満ちた冒険をする者も多いです。


0900 タイムショップ

 ファーブラ・フィクタの世界において、ラスボス、クアンスティータの誕生によって廃業に追い込まれた職業などが数多く存在します。
 その中の一つが、時間を売り買いするタイムショップです。
 店で保有している自分時間という時間を買い手に渡す事によって、買い手は自分の時間を多く持てるという職業でしたが、クアンスティータ誕生によって、自由に出来る時間が消滅したため、全員廃業に追い込まれた職業でもあります。


0901 存外物館(ぞんがいぶつかん)と存外物(ぞんがいぶつ)

 ファーブラ・フィクタの世界において、ラスボス、クアンスティータに対抗するためにとった最終手段の一つとして、存外物(ぞんがいぶつ)という存在があります。
 存外という名前のとおり、想像しているものから外れた存在で本当の最後の手段の一つであるとされています。
 存外物を使用するという事は平和的な解決はないものを意味するとされています。
 それらの殆どがまとめて保存されている館を存外物館(ぞんがいぶつかん)と呼ばれています。
 ですが、これは最後の希望的な象徴であり、実際にはクアンスティータには届かないと殆どの存在が思っています。
 これまでダメだったら、クアンスティータに対して後がない最後の砦の一つとして存在し続けるものです。
 クアンスティータには届かず新たな危険をばらまく事になるとして、正常な神経の持ち主はこれを選択しません。


0902 第三名字(だいさんみょうじ)

 ファーブラ・フィクタの世界の人種の一部が採用している結婚観です。
 男女が出会い、結婚するにあたって、夫の姓でも妻の姓でも無く、別の新しい姓を考えてその名字を名乗る事です。
 それは他の民族からは第三名字(だいさんみょうじ)と呼ばれています。
 同じ一族だという事を証明するために、名字ではなく、石を身体の一部にはめたり、髪の毛の色を統一する、指をつめる、舌を三つに割る等、その一族独特の共通性を持たせる事で同じ一族だということを現します。


0903 研究秘者(けんきゅうひしゃ)

 ファーブラ・フィクタの世界において、ラスボス、クアンスティータを恐れつつもクアンスティータを常に研究し続ける存在がいます。
 自分達をここまで恐れさせるクアンスティータとは何者か?
 それを研究し続ける存在の事を研究秘者(けんきゅうひしゃ)と呼びます。
 クアンスティータを研究し続けているので、たまにとんでもない何かを生み出す事があります。


0904 クアンスティータ・ポケット

 ファーブラ・フィクタの世界において、ラスボス、クアンスティータが関わる事によって、何かが生まれたりする歪みの事を言います。
 全宇宙の至る所に存在し、クアンスティータの影響を受けて、突然何かが出現したりします。


0905 クアンスティータ・オムニーア

 1番の化獣(ばけもの)ティアグラが、奪った全能者オムニーアの名称をそのまま、クアンスティータが所有する24の宇宙世界の裏方として、存在を作り続けるクリエーター達の名称として捧げたものがクアンスティータ・オムニーアとなります。
 名称を生け贄としたもので、これにより、ティアグラは13番の化獣、クアンスティータの一部の名付け親という地位を手に入れた事になります。
 全能者オムニーアと区別するためにクアンスティータ・オムニーアと呼ばれ、この存在がいる限り、無尽蔵にクアンスティータ・スペースワールドの勢力は大きくなります。


0906 フェンディナ・ポテンシャル

 全能者オムニーア最強とされるフェンディナ・マカフシギですが、頭に10番の化獣(ばけもの)ティルウムスの他にも完全超全能の力を持つ右の瞳のフェルディーナ、左の瞳のフェナクティーナの力を宿すとされていますが、他にも隠されている秘密があります。
 フェンディナは影で、届かないけどクアンスティータの対抗馬と囁かれている程の存在で、彼女自身の好戦的ではない性格が彼女の表面的な力を貶めていますが、そのポテンシャルは驚く程高いです。
 フェンディナの三名の姉、ロ・レリラル、ジェンヌ、ナシェルが強気でいられるのもこの圧倒的ポテンシャルを持つ末の妹がいるからクアンスティータにも動じないでいられるのです。
 ティルウムスは外部からの力ですが、元々持っていたフェルディーナとフェナクティーナの力だけで、十分過ぎるため、表に出ることは無いのですが、元々、フェルディーナとフェナクティーナはフェンディナに秘められている12の秘密の内の二つで、残る十の秘密は彼女の体内の奥深くにある解かれることのないパズルを解く事によって、表に現れる事になっています。
 クアンスティータの要素も少し持って生まれているフェンディナ自身は別自分という存在を五体持っています。
 その別自分五体のそれぞれの瞳の中に残る十の秘密を二つずつ割り振ることによって、クアンスティータの様な複合多重生命体として活動出来るようになります。
 ただ、クアンスティータに届かないにしても余りにも巨大過ぎる力のために、生涯使わない力として、まとめてフェンディナ・パズルという封印に封じ込められています。


0907 フェンディナ・パズル

 全能者オムニーア最強とされるフェンディナ・マカフシギの体内の奥深くにある封印をフェンディナ・パズルと呼んでいます。
 これは決して解かれる事のないパズルとされていますが、これを解く事によって、フェンディナは5体の別自分という別の身体とその五体の両の瞳に一つずつ宿らせる、10の秘密が隠されているとされています。
 フェンディナ自身はフェルディーナとフェナクティーナという秘密を両の瞳に宿していますので、必要無く、生涯必要の無い力として眠っています。


0908 別自分(べつじぶん)

 全能者オムニーア最強とされるフェンディナ・マカフシギの5つの別の身体を別自分(べつじぶん)と呼びます。
 元々、クアンスティータの要素も少し持って生まれているフェンディナはクアンスティータの別の本体を持つという部分を彼女も持っています。
 フェンディナにはロ・レリラルとジェンヌ、ナシェルという姉が三名いますが、別本体は全く別の設定の5体ですので、名前こそ、フェンディナという名前を使いますが、別自分は姉三名との血縁関係はありません。
 また、クアンスティータが本体や側体がそれぞれの意思で動く様に、フェンディナと別自分との関係も別の意思で動くという関係になります。
 別自分は必ずしも本体であるフェンディナの得になる行動をとるとは限らないので、必要としない力として封印されています。


0909 フェンディナ・ミステリア

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体がフェンディナ・ミステリアです。
 右の瞳にフェンナッティヴァ、左の瞳にフェルトクォマルーという秘密を隠し持っています。


0910 右の瞳のフェンナッティヴァと左の瞳のフェルトクォマルー

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体、フェンディナ・ミステリアの両の瞳の中に居るのが、フェンナッティヴァ(右の瞳)とフェルトゥォマルー(左の瞳)です。
 どちらもフェンディナ・マカフシギのフェルディーナとフェナクティーナに匹敵する力を持っています。


0911 フェンディナ・エラーズ

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体がフェンディナ・エラーズです。
 右の瞳にフェマクーリ、左の瞳にフェスギジャナイという秘密を隠し持っています。


0912 右の瞳のフェマクーリと左の瞳のフェスギジャナイ

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体、フェンディナ・エラーズの両の瞳の中に居るのが、フェマクーリ(右の瞳)とフェスギジャナイ(左の瞳)です。
 どちらもフェンディナ・マカフシギのフェルディーナとフェナクティーナに匹敵する力を持っています。


0913 フェンディナ・モークェン

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体がフェンディナ・モークェンです。
 右の瞳にフェタリフェッタリ、左の瞳にフェテクレという秘密を隠し持っています。


0914 フェタリフェッタリとフェテクレ

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体、フェンディナ・モークェンの両の瞳の中に居るのが、フェタリフェッタリ(右の瞳)とフェテクレ(左の瞳)です。
 どちらもフェンディナ・マカフシギのフェルディーナとフェナクティーナに匹敵する力を持っています。


0915 フェンディナ・フェ・ナンディ

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体がフェンディナ・フェ・ナンディです。
 右の瞳にヴェックァク、左の瞳にツィグァヴという秘密を隠し持っています。
 他の別自分よりも大きな力を持っています。


0916 ヴェックァクとツィグァヴ

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体、フェンディナ・フェ・ナンディの両の瞳の中に居るのが、ヴェックァク(右の瞳)とツィグァヴ(左の瞳)です。
 どちらもフェンディナ・マカフシギのフェルディーナとフェナクティーナに大きく超える力を持っています。


0917 フェンディナ・ウェル・クァムドゥエス

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの別自分の1体がフェンディナ・ウェル・クァムドゥエスです。
 右の瞳にトゥウェンディモナ、左の瞳にユァリクィッタという秘密を隠し持っています。
 別自分の中でも最強の力を持っています。。


0918 トゥウェンディモナとユァリクィッタ

 最強の全能者オムニーア、フェンディナの最強の別自分、フェンディナ・ウェル・クァムドゥエスの両の瞳の中に居るのが、トゥウェンディモナ(右の瞳)とユァリクィッタ(左の瞳)です。
 どちらも秘密の力の中で最強の力を持っています。


0919 アルクトツクァレル

 最強の全能者オムニーア、フェンディナには外部からの力は10番の化獣ティルウムス以外に二つ存在します。
 その内の一つが謎の従者、アルクトツクァレルです。
 どこからやって来て何処へいくのか全く謎ですが、大きな力を持っています。
 強者がまとわりつくという所はフェンディナとクアンスティータは似ていると言えます。


0920 ウォク・フ・クァク

 最強の全能者オムニーア、フェンディナには外部からの力は10番の化獣ティルウムス以外に二つ存在します。
 その内の一つが強者に取り憑く存在、ウォク・フ・クァクです。
 ウォク・フ・クァクも全く謎ですが、大きな力を持っています。


0921 極大魔女ウィンディスの技能

 その実力を買われ、主人公の芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)と7番の化獣(ばけもの)ルフォスからスカウトをされた全能者オムニーアの生き残り、それが極大魔女ウィンディスです。
 彼女はルフォスの所有するルフォス・ワールドの管理者として、ずっとルフォスの所有する世界の中で暮らしています。
 ウィンディスが吟侍とルフォスに提示した条件はルフォス・ワールドの殆どを大改装する事です。
 元々、ウィンディスの他者を極限超越(きょくげんちょうえつ)と言ってよい、超スケールアップ技能を買って吟侍達はスカウトしたのですから、それは願ってもない事でした。 元々のルフォス・ワールドではラスボス、13番の化獣クアンスティータの所有する宇宙世界にはどれ一つとっても全く話にならない程及びません。
 その差を少しでも埋めるべく、ウィンディスやウィンディスが抱えるスタッフの力が必要だったのです。
 現在、ウィンディスはルフォス・ワールドの大部分を大改装中です。
 そのため、吟侍とルフォスは自身の力でありながら、ルフォス・ワールドの極限られた一部しか使用出来ていません。
 目の前の敵というより、いずれぶつかると思っているクアンスティータを視点をおいているため、それを了承しています。


0922 怪物ファーブラ・フィクタの名声

 奥に潜む強者達が出てくるとある名前が良く出てくる様になります。
 それは主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)が魂の一部となっている怪物ファーブラ・フィクタです。
 ラスボス、13番の化獣(ばけもの)クアンスティータの父親でもあり、吟侍の心臓となっている7番の化獣ルフォスの父親でもある、彼は神話の時代より前から数々の超偉業を成し遂げています。
 そのため、彼に挑戦しよう、あやかろうという存在は数多く存在します。
 怪物ファーブラ・フィクタの所在が不明なので、比較的、見つけやすく、怪物ファーブラ・フィクタの魂の一部を持っている吟侍は格好の的という形になっています。
 お手軽感覚で怪物ファーブラ・フィクタの実力を知る事ができる吟侍は強者に狙われ易い立場と言えます。
 その事が何となく解っているから吟侍は惑星ウェントスの救出活動を最初一人で行くと言っていたのですが、ソナタ達が無理矢理くっついて来たという形になっています。


0923 死外(しがい)と外他化(げたか)

 ファーブラ・フィクタの世界において、殺されたり寿命、病気、怪我などで、死亡するという事以外になる状態があります。
 一つは完全消滅、存在自体が無くなるということでありますが、これ以外にもまだあります。
 それは、死外(しがい)と呼ばれる状態です。
 存在が消滅するという訳ではなく、存在しているという状態のままではありますが、存在が変換されて全く別の存在になるというものです。
 元の存在ではなく、別の存在が変わりに存在していたという状態になります。
 稀にではありますが、自然になる事はあっても滅多にありません。
 なるのは他者による影響です。
 それは、死亡の殺されるという事に対して外他化(げたか)されると呼びます。


0924 フォルトゥーナ

 怪物ファーブラ・フィクタが現役時代(神話より前の時代)に活躍していた時に組んでいた存在と作ったチーム名がフォルトゥーナです。
 メンバーは6名でリーダーの怪物ファーブラ・フィクタ、魔女ニナの他に、フェノメノン、エボルシオン、パライ、プリチーナという存在です。
 他の四名も怪物ファーブラ・フィクタや魔女ニナと同格であったとされています。
 フェノメノンとエボルシオンが男性、パライとプリチーナは女性です。


0925 怪物フェノメノン

 怪物ファーブラ・フィクタがリーダーをつとめ、魔女ニナも参加していたチーム、フォルトゥーナのメンバーの1名がフェノメノンです。
 参謀タイプである彼は、間接的にクアンスティータに関わっています。
 彼の力により、怪物ファーブラ・フィクタは偽クアンスティータを誕生させる事に成功しています。
 怪物ファーブラ・フィクタと魔女ニナは最強の力を持たせるクアンスティータには非情な心を持たせたくありませんでした。
 愛娘、レインミリーの生まれ変わりでもあるクアンスティータには優しい心を持っていて欲しかったからです。
 その代わりに非情となり、汚れ仕事を引き受ける存在が必要でした。
 それこそが偽クアンスティータです。
 また、クアンスティータの乳母としてオルオティーナをスカウトして来たり、偽クアンスティータをリーダーとしてクアンスティータのファンクラブを作るなど、クアンスティータ体制の強化に尽力を尽くしています。
 また、7番の化獣(ばけもの)ルフォスの名付け親でもあります。
 次々と化獣を産み出していった、怪物ファーブラ・フィクタとニナを見ていた彼は、ルフォスに何かを感じた彼は、チーム、フォルトゥーナと同じ意味の名前を持たせた方が良い、ルフォスはクアンスティータと深く関わる事になると怪物ファーブラ・フィクタに伝えています。


0926 怪物エボルシオン

 怪物ファーブラ・フィクタがリーダーをつとめ、魔女ニナも参加していたチーム、フォルトゥーナのメンバーの1名がエボルシオンです。
 彼は、怪物ファーブラ・フィクタに強いライバル心を持っていました。
 彼が、魔女ニナとの間に最強の化獣(ばけもの)クアンスティータを生み出すと聞いた彼は、魔女パライと魔女プリチーナを娶り、それぞれ、最強の存在を生み出す計画を立てました。
 ですが、残念ながら、どちらの魔女との間の子もクアンスティータには遠く及ばない存在ばかりが産まれました。
 そこで、考えたのは魔女パライとの間の子と魔女プリチーナとの間の子を融合させるという方法です。
 最高の形で融合を繰り返していって、最後に残った三名が【化けモドキ】という存在になります。
 三名の【化けモドキ】は誕生しては魔女パライや魔女プリチーナのお腹の中に戻るという事を繰り返し、力を極端に増大しているとされています。
 怪物ファーブラ・フィクタへの強いライバル心は彼は魔女ニナの事が好きだったからでもありました。
 深く愛し合い、結ばれた彼らに嫉妬していたのです。


0927 魔女パライ

 怪物ファーブラ・フィクタがリーダーをつとめ、魔女ニナも参加していたチーム、フォルトゥーナのメンバーの1名がパライです。
 怪物エボルシオンとの間に数々の強者を産み落としますが、夫のエボルシオンが納得せず、魔女プリチーナと彼との間の子達との融合を迫られますが、怪物エボルシオンを愛していた魔女パライは受け入れます。
 そうやって、融合を繰り返し、最後に残った子供が怪物エボルシオンと魔女パライ、魔女プリチーナの子供、三名の【化けモドキ】です。
 それでも満足しなかった怪物エボルシオンは魔女パライと魔女プリチーナのお腹の中に何度も戻し、極端なパワー増大を強要しています。
 無茶な事をさせられていますが、愛故にそれを受け入れています。


0928 魔女プリチーナ

 怪物ファーブラ・フィクタがリーダーをつとめ、魔女ニナも参加していたチーム、フォルトゥーナのメンバーの1名がプリチーナです。
 怪物エボルシオンとの間に数々の強者を産み落としますが、夫のエボルシオンが納得せず、魔女パライと彼との間の子達との融合を迫られますが、怪物エボルシオンを愛していた魔女プリチーナは受け入れます。
 そうやって、融合を繰り返し、最後に残った子供が怪物エボルシオンと魔女プリチーナ、魔女パライの子供、三名の【化けモドキ】です。
 それでも満足しなかった怪物エボルシオンは魔女プリチーナと魔女パライのお腹の中に何度も戻し、極端なパワー増大を強要しています。
 無茶な事をさせられていますが、愛故にそれを受け入れています。


0929 化けモドキ

 怪物ファーブラ・フィクタと魔女ニナの間に産まれる最強の化獣(ばけもの)、13番のクアンスティータに対抗して、怪物エボルシオンと魔女パライ、魔女プリチーナの三者の間に産まれ、融合、何度も腹内に戻る事等を繰り返して誕生した3名の子供を化けモドキと呼びます。
 どの子供も異常なくらいの力を持ちますが、やはり、クアンスティータには遠く及びません。
 化けモドキの特徴としては、集団としての力ではなく、自らの力を高めるのに特化しています。
 特徴としては、本体は決して、存在しません。
 存在しない状態で、自分の分身となる存在を代わりに出現させます。
 そのため、分身との関係を完全に断ち切る事にたけていて、例えば、怪物ファーブラ・フィクタの関係したもの全てにダメージを与える攻撃でもトカゲのしっぽのように関係を完全に断ち切る事で、本体へのダメージを防げます。
 その後で、別の分身を出せばすむのです。
 まさに不死身を超える力と言って良い状態です。
 ただし、この力はクアンスティータがその気になったら、全く意味がありません。
 どのクアンスティータにも千角尾(せんかくび)という時を超えて、ダメージを与える力がありますので、分身が本体と繋がっていた時に時間を遡って攻撃する事も、母親魔女パライや魔女プリチーナのお腹に居る時代に攻撃する事も可能です。
 そもそも、クアンスティータが本気になって戦おうとした時、勝てる者は存在しません。
 クアンスティータにとっては悪あがきレベルでしかないのです。


0930 化けモドキ ニルナ

 怪物エボルシオン、魔女パライ、魔女プリチーナの間に産まれた三名の【化けモドキ】の内の一名がニルナです。
 長女として誕生し、三名の中では父親の怪物エボルシオンに最も気に入られています。
 それは、容姿が魔女ニナに一番似ているからです。
 ニルナという名前も魔女ニナに近い名前としてつけました。
 そのため、彼女には最も多くの魔女パライ、魔女プリチーナとの間の子が融合されていますが、実は、三名の中では一番、力が弱いです。
 この事から多くの存在を融合させれば強くなるのではなく、バランスの良い融合をした方が強くなると知った怪物エボルシオンは残る二名を作り上げました。
 特徴としては化けモドキの特徴である本体は存在しない状態で分身を操るという事と、声紋封印(せいもんふういん)として数千億を超える数の最終超兵器を封印して所有しているという事です。
 二重声帯を持っていて、一つは普段話すために、もう一つが声紋封印用に存在します。
 名前を呼ぶ事によって、それに該当する最終超兵器が現れるという形です。
 その最終超兵器は全て、ニルナ用にカスタマイズされたものです。


0931 化けモドキ テイスト

 怪物エボルシオン、魔女パライ、魔女プリチーナの間に産まれた三名の【化けモドキ】の内の一名がテイストです。
 長男として誕生したテイストは姉のニルナより高い戦闘能力を持っています。
 特徴としては本体は存在しない状態で分身を操るという事と、能力などの上書きです。
 知らない内に、別の能力に書き換える事ができるという力を持っていますが、当然、能力浸透度が能力浸透耐久度より上回っていないと通用しません。


0932 化けモドキ ティアグリア

 怪物エボルシオン、魔女パライ、魔女プリチーナの間に産まれた三名の【化けモドキ】の内の一名がティアグリアです。
 怪物ファーブラ・フィクタと魔女ニナの間に生まれた最初の化獣、ティアグラに名前を似せています。
 性別は両性具有で男にも女にもなれるので、次男であり、次女でもあります。
 化けモドキの中では最も強い力を持っています。
 特徴としては、本体は存在しない状態で分身を操るという兄や姉と共通の力と男の時は、他者を変身させる力、女の時は、化獣(ばけもの)と同様に勢力を持ち、自分の子供という形で自由に産み落とせます。


0933 サイコマスターシステム

 ファーブラ・フィクタの世界において、超能力を使えれば、操ることが出来る超兵器です。
 超能力を持たせる事は普通の人間に対しても比較的に簡単だとされ、精神的に未熟な者が容易に高い戦闘能力を身につける事が出来るとして危険視されているシステムです。
 操作は超能力が使える者が、システムの玉座に座るだけ。
 それだけで、要塞一つを動かす事が出来るとされています。
 ですが、本当の強者にとってはたかが知れた兵器と言えます。


0934 安全宇宙委員会

 ファーブラ・フィクタの世界において存在する、ラスボス、クアンスティータの脅威を何とか隔離しようと動いている委員会が、安全宇宙委員会です。
 とにかくなるべく他の宇宙などにクアンスティータの脅威は伝えないようにする事で動いている組織で、平均的な宇宙総人口の数千倍のメンバーが在籍しています。
 それだけの数の構成員が動いても、クアンスティータの脅威は誕生する前から広まり続けています。
 それだけ、クアンスティータの存在感がもの凄いという事でもあります。


0935 稀弱生命体(きじゃくせいめいたい)

 ファーブラ・フィクタの世界において、ラスボス、クアンスティータは最脅威の象徴となっていますが、逆に、クアンスティータの恩恵をあずかって生命を維持している生命体も存在します。
 それを稀弱生命体(きじゃくせいめいたい)と呼び、その種類は五千八百京を超えます。
 それらは、通常であれば、生きていく事が出来ない程、虚弱な生命であり、クアンスティータの圧倒的生命力の恩恵を預かる事によって、逆に生きながらえている生命体です。


0936 エナジーボールシューター

 ファーブラ・フィクタの世界において流行っているスポーツの一つがエナジーボールシューターです。
 一応球技扱いですが、ボールは選手の作り出すボール状のエネルギーになります。
 それをエナジーボールと呼び、それを敵チームのゴールに多く、入れた方が、勝ちというゲームです。
 エナジーボールは選手であれば誰でも作り出す事が出来るため、選手がエナジーボールを作り出さないようにガードしながら、敵ゴールにエナジーボールを投げるというスポーツです。
 エナジーボールはぶつかったら破裂するものにしたらダメで、ゴールしてはじめて消滅するタイプのエナジーボールを作る必要があります。
 また、一度にいくつまでエナジーボールを作れるという制限、ゴールの数、プレイヤーの数、勝負の条件など、様々なアレンジが可能なスポーツでもあります。


0937 チェンジングターゲットタッチ

 ファーブラ・フィクタの世界において流行っているチームスポーツの一つがチェンジングターゲットタッチと呼ばれるスポーツで、プレイヤーはそれぞれ10名ずつ参加するのが、基本です。
 選手には1から10番までのゼッケンが配られます。
 スクリーンに1から10番までの数字と身体の部分が表示されます。
 プレイヤー達は相手チームの該当する番号のゼッケンをしたプレイヤーの指定された部分を先にタッチすれば、ポイントになります。
 該当プレイヤーはその指定された部分を隠す事は出来ず、逃げ回る事でタッチされる事を防ぎます。
 該当プレイヤー以外はターゲットになっている味方プレイヤーを守りつつ、敵該当プレイヤーの該当箇所をタッチするというゲームです。
 もちろん、該当プレイヤー同士がタッチしあってもオッケーです。
 該当番号は3から5分で別の番号にランダムに変わります。
 スクリーンに表示されていない時にタッチしてもポイントにはなりません。
 プレイ時間は15分1セットの7セットマッチで先に4セット取った方が勝ちというゲームです。


0938 ニナ・ルベル(赤)プロフィール

 ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータ。
 その第一本体、クアンスティータ・セレークトゥースを産み落とすのがニナ・ルベル(赤)です。
 セレークトゥースは母親のイメージカラーの赤がそのままイメージカラーとなっています。
 魔女ニナの七名の生まれ変わりの1名です。
 ニナ・ルベルは複合多重生命体のトップアイドルとして活躍していました。
 身体を自由に増やす事が出来るために、様々な場所での同時活動が出来るため、宇宙でトップを目指すなら必要不可欠な要素の一つとされています。
 また、テレパス・ヴォイスと呼ばれる、空気の無いところでも通る声、数千種類に及ぶ声質変化、1億オクターブを超えるの音階など、トップになるために必要な要素を兼ね備えています。
 怪物ファーブラ・フィクタが現れてからは彼と行動を共にしています。


0939 ニナ・カエルレウス(青)プロフィール

ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータ。
 その第二本体、クアンスティータ・ルーミスを産み落とすのがニナ・カエルレウス(青)です。
 ルーミスは母親のイメージカラーの青がそのままイメージカラーとなっています。
 魔女ニナの七名の生まれ変わりの1名です。
 彼女は宇宙最大の財団、カエルレウス財団の箱入り娘として育ちました。
 跡継ぎとして、育てられた彼女は全宇宙の様々な知識を教育されて来ました。
 母のそう言った影響を受けて、ルーミスは研究好きな性格になりました。
 怪物ファーブラ・フィクタが現れてからは彼と行動を共にします。


0940 ニナ・フラーウス(黄)プロフィール

ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータ。
 その第三本体、クアンスティータ・レクアーレを産み落とすのがニナ・フラーウス(黄)です。
 レクアーレは母親のイメージカラーの黄がそのままイメージカラーとなっています。
 魔女ニナの七名の生まれ変わりの1名です。
 彼女は宇宙一の発明家と呼ばれています。
 彼女が発明した発明品の数は、無限と呼ばれています。
 複合多重生命体である彼女は絶えず、新発明をし続けています。
 母のそう言った影響を受けて、レクアーレは創造する事が得意となっています。
 怪物ファーブラ・フィクタが現れてからは彼と行動を共にします。


0941 ニナ・ウィリディス(緑)プロフィール

ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータ。
 その第四本体、クアンスティータ・ミールクラームを産み落とすのがニナ・ウィリディス(緑)です。
 ミールクラームは母親のイメージカラーの緑がそのままイメージカラーとなっています。
 魔女ニナの七名の生まれ変わりの1名です。
 彼女は宇宙最大宗教のウィリディス教団の最教主(さいきょうしゅ)の跡継ぎとして生まれました。
 数多くの教団員が奇跡を起こした事で、一気に宇宙一の宗教にまでのぼりつめたウィリディス教団で育った彼女自身もまた、多くの奇跡を幼い頃より、起こしてきました。
 母のそう言った影響を受けて、ミールクラームは奇跡を起こす化獣(ばけもの)と呼ばれています。
 怪物ファーブラ・フィクタが現れてからは彼と行動を共にします。


0942 ニナ・アルブス(白)プロフィール

ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータ。
 その第五本体、クアンスティータ・リステミュウムを産み落とすのがニナ・アルブス(白)です。
 リステミュウムは母親のイメージカラーの白がそのままイメージカラーとなっています。
 魔女ニナの七名の生まれ変わりの1名です。
 彼女は怪物など、特定の医者が居ない存在にとっての医者の様な存在、調治士(ちょうちし)、その中でもナンバーワンの腕を持つとされる最究名調(さいきゅうめいちょう)と呼ばれています。
 彼女自身は出生の事も含め、謎な部分が多いとされています。
 母のそう言った影響を受けて、リステミュウムは謎をまとう化獣(ばけもの)と呼ばれています。
 怪物ファーブラ・フィクタが現れてからは彼と行動を共にします。


0943 ニナ・ニゲル(黒)プロフィール

ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータ。
 その第六本体、クアンスティータ・レアク・デを産み落とすのがニナ・ニゲル(黒)です。
 レアク・デは母親のイメージカラーの黒がそのままイメージカラーとなっています。
 魔女ニナの七名の生まれ変わりの1名です。
 彼女は暗殺者の中では伝説中の伝説となっている最強の暗殺者と呼ばれています。
 彼女は自在に謎を作り出し、自身の関わった暗殺を迷宮入りにさせる事で有名になった女性です。
 彼女に目をつけられて生き残った存在はいないと言われています。
 母のそう言った影響を受けて、レアク・デは謎を作り出す化獣(ばけもの)と呼ばれています。
 怪物ファーブラ・フィクタが現れてからは彼と行動を共にします。


0944 ニナ・フクシア(桃)プロフィール

ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータ。
 その第七本体、クアンスティータ・テレメ・デを産み落とすのがニナ・フクシア(桃)です。
 テレメ・デは母親のイメージカラーの桃がそのままイメージカラーとなっています。
 魔女ニナの七名の生まれ変わりの1名です。
 彼女は十三大崇高皇家(じゅうさんだいすうこうおうけ)の一つ、フクシア家で元【かゆる】と呼ばれていた少女がニナ・フクシアになります。
 【かゆる】とはクアンスティータと心を通わせる事が出来るとされている少女につけられる名前です。
 彼女は特異体質の頂点とも呼ばれる存在で、人間として、彼女が残した宇宙記録はどれも、あり得ない程の記録を示し、破ることは未来永劫不可能と呼ばれています。
 そんな彼女は出鱈目皇女(でたらめおうじょ)と呼ばれています。
 母のそう言った影響を受けて、テレメ・デは出鱈目(でたらめ)の塊と呼ばれています。
 怪物ファーブラ・フィクタが現れてからは彼と行動を共にします。


0945 エンテオア・ウェーントゥエス

 ブラック・ワンポイント・アブソルート・アトランティスに閉じこめられているとされている、黒一点、それがエンテオア・ウェーントゥエスです。
 美しい乙女の園である楽園にいる唯一の雄でクアンスティータの所有する宇宙世界の一つに迷い込んだとされています。
 主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)と7番の化獣ルフォスが探し求めている切り札の一つとされています。
 エンテオア・ウェーントゥエスは首だけの状態で楽園に封じ込められているとされています。


0946 クアンスティータ・オムニーア ウェルサアド

 ラスボス、クアンスティータの一つ目の本体、セレークトゥースの所有する宇宙世界、セレークトゥース・ワールドにいる、クリエーター、クアンスティータ・オムニーアの一名がウェルサアドになります。
 元々、立場の名称はありませんでしたが、1番の化獣(ばけもの)ティアグラが全能者オムニーア達から、名称を生け贄として捧げて、クアンスティータ達の世界で、世界を構築するクリエーター達の名称としてクアンスティータ・オムニーアが使われるようになりました。
 クアンスティータ・オムニーア達の役割はクアンスティータ達の所有する宇宙世界の裏側で、絶えず、新しい存在を作り続けるというものです。
 このクアンスティータ・オムニーア達の存在がクアンスティータ達の宇宙世界の勢力を増大させています。
 ウェルサアドは超鋼の肉体と何かの物体のような顔を持つクアンスティータ・オムニーアで、一見、言葉が通じるような外見はしていません。
 ですが、話せば結構わかるタイプでもあります。


0947 嵩現(すうげん)、完全嵩現(かんぜんすうげん)

 その出現=全宇宙の破滅を意味する、出たらダメとされる存在が完全に現れることを完全嵩現(かんぜんすうげん)と呼びます。
 そういう出現=アウトの存在が力をそぎ落とし、宇宙に影響が少なくなるくらいのほんの一部が出現する事を嵩現(すうげん)と呼びます。


0948 余総者(よそもの)フェーリアイアリーフェ

 ラスボス、クアンスティータの一つ目の本体、セレークトゥースの所有する宇宙世界、セレークトゥース・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がフェーリアイアリーフェです。
 その完全嵩現(かんぜんすうげん)は対処のとりようのないダメージが全存在、全物質に与えられ、一瞬にして、死の宇宙となります。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。
 元々は第七本体クアンスティータ・テレメ・デの所有するテレメ・デ・ワールドに居ました。
 道化の様な容姿をしています。


0949 余総者(よそもの)こりん/パルテステルパ

 ラスボス、クアンスティータの二つ目の本体、ルーミスの所有する宇宙世界、ルーミス・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がパルテステルパです。
 その完全嵩現(かんぜんすうげん)は他の全ての万物の存在の無効に繋がります。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。
 元々は第七本体クアンスティータ・テレメ・デの所有するテレメ・デ・ワールドに居ました。
 獣型の余総者で、【こりん】という名前も持っています。


0950 余総者(よそもの)ファクタクファ

 ラスボス、クアンスティータの七つ目の本体、テレメ・デの所有する宇宙世界、テレメ・デ・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がファクタクファです。
 その質量は全宇宙の総許容量を遙かに超えるため、その完全嵩現(かんぜんすうげん)は全宇宙の消滅と同じ意味だとされています。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。

0951 余総者(よそもの)パクスクパ

 ラスボス、クアンスティータの一つ目の本体、セレークトゥースの所有する宇宙世界、セレークトゥース・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がパクスクパです。
 その完全嵩現(かんぜんすうげん)は生体バランス、物質の構成バランスの完全崩壊を意味します。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。
 元々は第七本体クアンスティータ・テレメ・デの所有するテレメ・デ・ワールドに居ました。
 ゼリー状の姿形をしています。


0952 余総者(よそもの)ウィーターウィ

 ラスボス、クアンスティータの三つ目の本体、レクアーレの所有する宇宙世界、レクアーレ・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がウィーターウィです。
 その完全嵩現(かんぜんすうげん)はあらゆるものの活動停止を意味します。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。
 元々は第七本体クアンスティータ・テレメ・デの所有するテレメ・デ・ワールドに居ました。
 むき出しの心臓のような姿形をしています。


0953 クアンスティータ・オムニーア プドゥムフォンロ

 ラスボス、クアンスティータの三つ目の本体、レクアーレの所有する宇宙世界、レクアーレ・ワールドにいる、クリエーター、クアンスティータ・オムニーアの一名がプドゥムフォンロになります。
 元々、立場の名称はありませんでしたが、1番の化獣(ばけもの)ティアグラが全能者オムニーア達から、名称を生け贄として捧げて、クアンスティータ達の世界で、世界を構築するクリエーター達の名称としてクアンスティータ・オムニーアが使われるようになりました。
 クアンスティータ・オムニーア達の役割はクアンスティータ達の所有する宇宙世界の裏側で、絶えず、新しい存在を作り続けるというものです。
 このクアンスティータ・オムニーア達の存在がクアンスティータ達の宇宙世界の勢力を増大させています。
 プドゥムフォンロは魔術師が着る様なローブが身体もないまま浮いていて顔の部分に七つの光があるような姿をしているクアンスティータ・オムニーアです。


0954 余総者(よそもの)アリクビクリア

 ラスボス、クアンスティータの七つ目の本体、テレメ・デの所有する宇宙世界、テレメ・デ・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がアリクビクリアです。
 その出現は全宇宙の存在の消滅と引き替えになるため、その完全嵩現(かんぜんすうげん)は全宇宙の消滅と同じ意味だとされています。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。


0955 余総者(よそもの)ヨクスクヨ

 ラスボス、クアンスティータの七つ目の本体、テレメ・デの所有する宇宙世界、テレメ・デ・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がヨクスクヨです。
 その出現は全宇宙の存在が総入れ替えになるため、その完全嵩現(かんぜんすうげん)はそれまでの全宇宙の消滅と同じ意味だとされています。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。


0956 余総者(よそもの)レントゥストゥンレ

 ラスボス、クアンスティータの七つ目の本体、テレメ・デの所有する宇宙世界、テレメ・デ・ワールドにいる余総者(よそもの)という通常の生命体とは全く次元の違う怪物。
 その中の1名がレントゥストゥンレです。
 その出現は全宇宙の万物の配置がシャッフルされるため、存在を維持出来るものは無くなるとされていて、その完全嵩現(かんぜんすうげん)はそれまでの全宇宙の消滅と同じ意味だとされています。
 そのため、部分的には嵩現(すうげん)をしますが、完全嵩現はしたらアウトという扱いになっています。


0957 無垢(むく)

 ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータの精神は基本的に無垢だとされています。
 そもそも、クアンスティータの力を持った存在が少しでも邪心を持って何かをしようと思ったら、全てがアウトとなります。
 無垢でいるからこそその他のあらゆるものとのバランスがかろうじて保てるのです。
 また、無垢でいるからこそ、他の邪心を持つ者に騙されて悪事に手を染めるという懸念がされていますが、下手にクアンスティータに手を出すとその邪心を持つ者もどうなるか解らないので、二の足を踏む状態となります。
 クアンスティータの力は利用するには余りにも魅力的ですが、それだけではなく、それに見合ったもの凄く高いリスクも背負うという意味でもあります。


0958 カウェア

 ラスボス、クアンスティータの所有する世界のどこかに住む少女がカウェアです。
 パートナーのアヌブイという少女と共に、フェリスラ・ミオシェという存在を追っています。


0959 アヌブイ

 ラスボス、クアンスティータの所有する世界のどこかに住む少女がアヌブイです。
 パートナーのカウェアという少女と共に、フェリスラ・ミオシェという存在を追っています。


0960 フェリスラ・ミオシェ

 ラスボス、クアンスティータの所有する世界のどこかに住み、その世界では有名な存在です。
 危険視されているという噂もある謎の存在です。


0961 パラアッテ・ルーサティス

 ラスボス、クアンスティータの所有する世界の一つ、ブラック・ワンポイント・アブソルート・アトランティスの楽園に住む少女がパラアッテ・ルーサティスです。
 仲良しのクレソラ・キレスと共に、絶世の美女の園の唯一の雄で、首だけの状態のエンテオア・ウェーントゥエスの面倒を見ています。


0962 クレソラ・キレス

 ラスボス、クアンスティータの所有する世界の一つ、ブラック・ワンポイント・アブソルート・アトランティスの楽園に住む少女がクレソラ・キレスです。
 仲良しのパラアッテ・ルーサティスと共に、絶世の美女の園の唯一の雄で、首だけの状態のエンテオア・ウェーントゥエスの面倒を見ています。


0963 変妖雨(へんようう)

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つが変妖雨(へんようう)です。
 この雨にあたり続けると怪物に変わってしまうという雨です。


0964 クアースリータ・マネージャーズ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータはラスボス、13番の化獣クアンスティータの双子の(兄)姉という立場から特別に与えられたマネージャーが存在します。
 これはクアースリータ自身に関係する配下ではなく、どちらかと言うとクアンスティータよりの配下になります。
 (兄)姉を守りたいという(弟)妹クアンスティータの気持ちに配慮した形で存在します。
 そのため、クアースリータというよりクアンスティータに都合の良い様に動く存在です。
 立場的には、クアンスティータで言えば偽クアンスティータと同じ位置にいます。
 数も、偽クアンスティータと同じ10タイプ存在します。
 ただし、核を持っている偽クアンスティータと違い、核を持っていませんので、その力は若干劣ります。
 名前は【何々・クアースリータ】という名前を名乗っていますが、クアースリータではありません。


0965 レーフェース・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がレーフェース・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 レーフェース・クアースリータは猫との融合生命体です。


0966 クルニークス・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がクルニークス・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 クルニークス・クアースリータは兎との融合生命体です。


0967 キリエウス・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がキリエウス・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 キリエウス・クアースリータはハリネズミとの融合生命体です。


0968 メティピス・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がメティピス・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 メティピス・クアースリータはスカンクとの融合生命体です。


0969 リーケノロース・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がリーケノロース・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 リーケノロース・クアースリータは犀(さい)との融合生命体です。


0970 クロディーコルス・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がクロディーコルス・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 クロディーコルス・クアースリータは鰐(わに)との融合生命体です。


0971 トゥーテスード・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がトゥーテスード・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 トゥーテスード・クアースリータは亀(かめ)との融合生命体です。


0972 ラルウ・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がラルウ・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 ラルウ・クアースリータはふくろうとの融合生命体です。


0973 ニルコクス・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がニルコクス・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 ニルコクス・クアースリータは烏(カラス)との融合生命体です。


0974 リオパーピー・クアースリータ

 12番の化獣(ばけもの)クアースリータを守るために存在する10名のマネージャーの一名がリオパーピー・クアースリータです。
 13番の化獣クアンスティータにとっての偽クアンスティータ達と同じ立場で、偽クアンスティータ同様、地球上の生物との融合した生命体となっています。
 リオパーピー・クアースリータは蝶(ちょう)との融合生命体です。


0975 魔幻術(まげんじゅつ)

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる魔法、魔術と似て非なる力を魔幻術(まげんじゅつ)と呼びます。
 元々、強者達は能力以外の力を認識していましたが、人間達はこの魔幻術を通して、初めて、魔法以外の力も存在するという認識を得て、能力以外の力も存在する事を認識されたとされます。
 ファーブラ・フィクタの世界では強者と弱者では認知方法なども別の角度からという事はよくあります。


0976 ペイントゼロ

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わるアイテムの一つがペイントゼロです。
 このアイテムは塗られた所が本体と完全に切り離されて存在しないことになります。
 浸食する毒などに犯された時等に重宝するアイテムです。
 塗られた所は二度と戻りませんが、死亡は免れる緊急処置的なアイテムです。


0977 てぃーたりーたギフト

 ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータとその(兄)姉、クアースリータの双子には、様々な所からプレゼントが届きます。
 それはクアンスティータ、クアースリータに取り入ろうとするものから、崇拝するものまで様々ですが、思いがけないプレゼントが突然届いたりします。
 それをてぃーたりーたギフトと呼んでいます。


0978 アナザールーム

 ファーブラ・フィクタの世界で広まっている秘密の部屋をアナザールームと呼びます。
 アナザールームではそれまでの立場が無効になり、それまでの自分を捨てて、新たな自分として過ごす事が出来ます。
 日頃のストレスを感じている存在などが利用する施設となっています。


0979 ファーストボスの居城

 ファーブラ・フィクタの世界で広まる都市伝説の一つがファーストボスの居城です。
 最初に足を踏み入れた者がそのままボスとして君臨する事になる居城で、その城にはその者をボスに祭り上げる仕掛けが満載になっているとされています。
 ボスの交代はそのボスが亡くなった後、最初に足を踏み入れた者がなります。
 ボスが死ぬ前に城に居た者は無効です。
 あくまでも、ボスが亡くなった後でカウントされます。


0980 笑死(しょうし)の館

 ファーブラ・フィクタの世界で広まる都市伝説の一つが笑死(しょうし)の館です。
 この館内で笑った者は一日以内に死ぬとされていて恐れられています。


0981 クアンスティータの二つ名

 ファーブラ・フィクタのラスボス、クアンスティータの本体には代表的な力にちなんだ二つ名があります。
 第一本体クアンスティータ・セレークトゥース
  真実への幕
 第二本体クアンスティータ・ルーミス
  矛盾の肯定
 第三本体クアンスティータ・レクアーレ
  万物の創造
 第四本体クアンスティータ・ミールクラーム
  大いなる奇跡
 第五本体クアンスティータ・リステミュウム
  幾重もの謎
 第六本体クアンスティータ・レアク・デ
  産み出されし不可思議
 第七本体クアンスティータ・テレメ・デ
  滅茶苦茶な出鱈目
 第八本体クアンスティータ・リデュソーム
  意味の置換
 第九本体クアンスティータ・クィデュリース
  理の崩壊
 第十本体クアンスティータ・フォリメリエ
  夢からの出現


0982 伝説の四大秘巫女(ひみこ)なよう

 ファーブラ・フィクタの世界において、伝説とされている四名の秘巫女(ひみこ)が存在します。
 別の時代に存在したとされるその四名の秘巫女の名前は全員【なよう】と名乗っています。
 この四大秘巫女というのも現在までに四名いるだけで、将来的には五大、六大と増えていく可能性もあります。
 この四大秘巫女は全宇宙を救うための導きを行うとされています。


0983 架空猛者美術(かくうもさびじゅつ)

 ファーブラ・フィクタの世界において、伝わる美術品の一つに架空猛者美術(かくうもさびじゅつ)というものがあります。
 架空とつくのでもちろん現実には存在しませんが、これを実体化させたら、強い存在が生まれると言われています。
 その美術には1から1000までのランクがあり、1番が最もその美術の中では強い存在を表現しているとされていますが、噂では0と−1から−1000までの隠しランクがあり、本当に架空猛者美術の中では−1000ランクが一番強い存在を表現しているとされています。


0984 強者の教師

 ファーブラ・フィクタの世界にいる強者を育てる教師という存在がいます。
 その教師の教えを請う事で、飛躍的な力を得るという事で評判になっていますが、本物の強者の教師と言える存在はたった3名だとされていて、他の強者の教師というのは本物を模倣しただけの存在とされています。
 強者の教師の本名がなんなのかは全くの不明とされています。
 偽者はあちこちにいるけど、本物が存在するかどうかは眉唾物とされています。


0985 支配四輩(しはいしはい)

 全宇宙で最も支配している場所が多い四名を指して支配四輩(しはいしはい)と呼びます。
 支配四輩はそれぞれ、支配王(しはいおう)、支配帝(しはいてい)、支配主(しはいしゅ)、支配長(しはいちょう)と呼ばれています。


0986 愛玩怪物(あいがんかいぶつ)

 ファーブラ・フィクタの世界において伝わる愛玩動物の延長線上にあるのが愛玩怪物(あいがんかいぶつ)です。
 愛玩怪物の共通点は愛らしい姿と主人となる存在を守る怪物としての姿の二種類の身体を持っています。


0987 破滅の19脅威

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つが【破滅の19脅威】と呼ばれるものです。
 全宇宙を滅ぼす19の脅威が次々と順番に襲ってくるという伝説ですが、これはラスボス、クアンスティータとは無関係とされています。
 クアンスティータが脅威では無くなったとき、この脅威が訪れるとされています。


0988 幸せの小箱

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つが【幸せの小箱】です。
 その小箱を開けると、その人物にとっての最も幸せな時がやってくるというものです。
 様々な脅威に満ちた宇宙の中での希望を意味しています。


0989 伝説の悪女ダラケ

 ファーブラ・フィクタの世界において最も死や破壊を導いた人物とされているのが伝説の悪女ダラケです。
 彼女はその美貌と知性を利用して、様々な不幸をばらまいたとされています。
 正体は醜悪な怪物だとも伝えられています。


0990 女雨(にょう)

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つが女雨(にょう)です。
 男の欲望が具現化した伝説で、ある男がハーレムが欲しいと願った時、見渡す限りの場所に裸の女性が天から振ってきたというものです。
 これは実際にハーレムを作ったという結末と大量の女性の遺体に降り積もられて圧死したという結末の二つが伝えられています。


0991 財雨(ざいう)

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つが財雨(ざいう)です。
 女雨が男の欲望だとするとこの財雨は女の欲望バージョンとも言える伝説で、ある女が持ちきれないくらいの財が欲しいと願った時、見渡す限りの場所に、金銀財宝が天から振ってくるというものです。
 結末も女雨と同様に、実際に財を得たという結末と大量の宝に埋もれて窒息死したという結末の二つが伝えられています。


0992 霊移(れいい)の剣(つるぎ)

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つが霊移(れいい)の剣(つるぎ)です。
 生者(せいじゃ)にその剣を突き立て、次に死者にその剣を突き立てると生者が死に、死者が生き返るというものです。
 条件は死者が欠損無く、死亡まもないという事、剣を突き立てるのは死亡原因の場所(例えば心臓なら心臓、脳なら脳という感じで)だという事を満たせば生死が入れ替わるという都市伝説です。
 人道から外れているとされていて、表立っては伝わっていません。


0993 マシンレヴァー(てこ)

 ファーブラ・フィクタの世界に置いて、ロボット、マシン系で最強と噂されているのがマシンレヴァーです。
 ただ、噂のみが広まっていて、どのような物なのかは伝わっていません。


0994 銀河兵器ギャラクシーシステム

 ファーブラ・フィクタの世界において、全宇宙最大の規模の兵器とされるのが銀河兵器ギャラクシーシステムになります。
 銀河一つ分がまるまる兵器であり、全てがコンピューター制御されています。


0995 クアンスティータのおもちゃ箱

 ファーブラ・フィクタのラスボス、その最初の本体、クアンスティータ・セレークトゥースが所有する無数の箱をクアンスティータのおもちゃ箱と呼びます。
 ヒロイン、カノンにつきまとうゼルトザームもこのおもちゃ箱から出てきたとされているため、彼はクアンスティータのオモチャと呼ばれています。


0996 王者のアシスタント

 ファーブラ・フィクタの世界に無数存在する、強者に対して、協力して、取り入ろうとする存在の事を王者のアシスタントと呼びます。
 勝手に協力するので、そのアシスタントの対象者の対応によって、結果は変わってきますが、強者に取り入るやり方としては最もポピュラーとされています。


0997 嘘の聖女

 ファーブラ・フィクタの世界に伝わる都市伝説の一つが【嘘の聖女】です。
 元々、一人の嘘つきがついた嘘に登場する架空の聖女なのですが、噂が噂を呼び、嘘つきから嘘つきへと伝わり、あたかも存在しているかのような感じで伝わっている聖女です。
 いつしか、嘘から出た誠の様に、現れるとされている聖女です。
 名前はオルトアリマスと呼ばれています。


0998 永遠の少女

 ファーブラ・フィクタのラスボス、その七番目の本体、クアンスティータ・テレメ・デの中には、永遠の少女が眠っているとされています。
 テレメ・デはこの少女を守るために出鱈目過ぎる力を発揮するのであって、この少女のために存在していると言っても過言では、ありません。
 テレメ・デに特別な歌を聴かせると眠るのはこの少女が眠るからでもあります。
 この永遠の少女を通してが唯一、テレメ・デに効果をもたらせる事でもあるのです。
 永遠の少女はテレメ・デに残る優しさの象徴であり、彼女に対する態度で、テレメ・デの態度も変わります。
 永遠の少女は神話の時代のレインミリー、主人公芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)達の幼馴染みはてな等の最も純粋な部分を抽出した存在であり、外の世界で生きて行くことは出来ません。
 外の世界で生きて行けば、純粋な彼女は崩壊するでしょう。
 テレメ・デという最も安全な世界の中でのみ生きていける存在でもあります。


0999 カノンの人生を変えた言葉

 ファーブラ・フィクタのメインヒロイン、カノン・アナリーゼ・メロディアス第七皇女は、水の惑星アクアに侵略者達に対し交渉により救出活動を行おうとしている変わり者でもあります。
 周りが無理だと言うのに、それが出来ると信じています。
 このカノンの行動ですが、生まれつき、こういう行動を取っていたかと言いますと、実は違います。
 幼い頃、政の一環で孤児院セント・クロスに訪れた時に出会った、幼い主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)に言われた言葉が切っ掛けです。
 それまでのカノンは双子の姉、ソナタの影に隠れる形で、表に出ない引っ込み思案で、何でも臣下に任せる少女でした。
 蝶よ花よと育てられ、何不自由無く育っていました。
 そんな彼女に対して、孤児院の他の子供もやはり彼女をもてはやしました。
 ただ、それを見ていた吟侍は【あんたは、それで良いのか?】とカノンに言いました。
 続けて、【顔はすげー好みだけど、それならおいらはあんたを選ばない】と言いました。
 その言葉が彼女にはもの凄く衝撃的だったのです。
 【好きだけど選ばない】……この言葉の意味が解らず臣下に聞きますが、明確な答えは返って来ませんでした。
 その意味を彼女なりに探し回りましたが、答えはいっこうに見つかりません。
 思わず、吟侍の前で涙がこぼれた時、吟侍は【何だ、そんな顔も出来るんだ?それならおいらは、あんたを選ぶしかないな】と言いました。
 これは子供だった吟侍が無責任に発した言葉に過ぎませんでしたが、カノンにとってはこれが、本気で努力して模索して、得た答えでした。
 自分の力で得た結果の嬉しさと共に、いつしか吟侍の事が気になるようになりました。
 その後、彼女はコツコツ努力をするという事も覚え、眠っていたIQ300という才能による発明、歌い手という才能を次々と開花していきました。
 その後の人生における道が開けるという切っ掛けをくれた吟侍への慕いは日に日に強くなっていったのです。
 恐らく、彼女が今の人生を選択していなかったら、吟侍は彼女をパートナーとして選んではいなかったかもしれません。
 彼もまた、彼女の成長を間近で見続けていたからこそ、彼女にふさわしい男になろうと彼なりにもがきました。
 二人はお互いを刺激しあって成長した似たもの通しでもあります。


1000 芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)の結婚?

 ファーブラ・フィクタの主人公、芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)は物語が進んで行くと結婚を考える様になります。
 相手として考えているのはヒロインのカノン・アナリーゼ・メロディアス第七皇女です。
 孤児院育ちの彼とメロディアス王家の王位継承権を持つ彼女との結婚は色々と問題があります。
 ですが、セカンド・アースでの英雄である彼はそれを補うだけの実績を残せます。
 また、吟侍は現、国王ブルースに気に入られているので、反対意見もありますが、賛成意見の方が圧倒的に多数であるとされています。
 また、カノンにも王位継承権を捨てる覚悟があるのでそれ程大きな問題ではありません。
 ただし、問題はもう一つあります。
 吟侍とカノンの結婚には一つ条件があってそれはクアースリータとクアンスティータの双子を養子として向かい入れるかどうかという問題です。
 【芦柄 りぃた(クアースリータ)】と【芦柄 てぃーた(クアンスティータ)】という名前で養子に迎えようと考えますが、クアースリータもクアンスティータも恐ろしく強大な力を持っています。
 それが、人の世界で生活するということは色々と問題が出てきます。
 例えば子供同士の喧嘩ですむような問題もこの双子ではそうはいきません。
 全く力を使わなくてもそのパワーだけで、相手を消し飛ばせるのです。
 つまり、人の世界で生きて行くには全ての力の放棄とパワーの完全制御など、人と条件を近づける事が必須となります。
 ですが、あまり、パワーを落としてしまうと逆に暴漢などに襲われるという事も考えられます。
 色々悩んだ結果、人里から離れた場所で、ひっそりと暮らすという選択をしていく事になります。
 悲しい事ですが、クアースリータとクアンスティータは人の世界では生きて行けないという事を思い知る事になります。
 人の弱さがこの双子を受け入れないのです。