目次


001 夢命戦(ゆめいくさ)
002 IC(イマジネーション・キャンドル)
003 夢命祭(ゆめまつり)
004 温水 獣馬(ぬくみず じゅうま)
005 温水 温子(ぬくみず あつこ)
006 温水 揺花(ぬくみず ようか)
007 氷室 涼一(ひむろ りょういち)
008 氷室 聖良(ひむろ せいら)
009 氷室 恭起(ひむろ きょうき)
010 二階堂 諷太(にかいどう ふうた)
011 原作者
012 宇宙の頂点大会
013 ホワイ
014 巨魁(きょかい)




夢命戦(ゆめいくさ)イマジネーション・キャンドルの世界観

001 夢命戦(ゆめいくさ)

 本作のメインタイトルでも使われている想像力をキャラクター化させ戦うスポーツ。
 地球発祥だが、すでに、全宇宙規模にまで、拡大している。
 大きく分けて地球戦と宇宙戦大会の二つが存在する。
 黎明期は別として、長らく、地球チームは宇宙戦大会では勝てなくなっている。
 地球戦と宇宙戦大会の大きな違いは前者は認知度もキャラクターの大きな評価材料として採用されているが、後者では採用されていないため、前者は二次創作要素が強く、後者はオリジナルイメージ要素が強い。
 また、前者では一人1キャラクターを重要視し、1体のキャラクターをカスタマイズする事に重点を置いているのに対し、後者は一人で複数のキャラクターを操作する事は当たり前の世界になっている。
 地球戦では3人居れば1チームとして、地球戦の本戦に出場は可能だが、宇宙戦大会では5人1チーム制となっている。
 地球戦ではAからDまでの4ランク存在し、ランクが上のチームほど優遇される所があるが、本当の実力者は近年Dランクに集中する逆転現象が起きている。
 宇宙戦大会は無数の予選大会と18の十八番(おはこ)と呼ばれる本大会が存在する。
 十八番の中でも一位から十八位までのランクが存在する。


002 IC(イマジネーション・キャンドル)

 夢命戦(ゆめいくさ)で戦うにあたり、黎明期では当初自身の想像力を直接スキャニングして、戦っていたが、それでは選手の脳へのダメージが著しいとして、システムを大幅に見直すことになり、その結果生まれたのがIC(イマジネーション・キャンドル)システムである。
 フィギュアの様に造型された形の頭頂部にろうそくの芯の様な部分がつくことからイマジネーション・キャンドルと名付けられた。
 プレイヤーは想像力をコピーしたICを使用することにより、脳への直接的なダメージを回避することに成功した。
 プレイヤーはこのICをセッティングポジションにセットする事により、夢命戦で自身のイメージをキャラクター化させたもので戦う事ができる。
 ICの中には間接コントロールシステムが組み込まれており、脳波を飛ばして、キャラクターを操る事ができる。
 ただし、下手な敗北をするとろうそくのろうが燃え尽きるように、ICはドロドロに溶けてしまう。
 そのため、殆どのプレイヤーは複数体ずつ、同じキャラクターのコピーICを作っている。
 これにより、例え、ドロドロに溶けてしまっても同じキャラクターを使用する事が可能となっている。


003 夢命祭(ゆめまつり)

 夢命戦(ゆめいくさ)から派生したイベントを夢命祭(ゆめまつり)と呼ぶ。
 バトルがメインの夢命戦と違い、戦う事を主体としていない。
 主に、キャラクターICの人気を計るイベントで、運動会や歌合戦、フェスティバル、キャラクター同士のお見合い、ファンミーティング、握手会、演劇、サーカスなどICを使った様々なイベントが行われる。
 今の所、地球限定のイベントとされているが、宇宙でも開催されるかどうか検討されている。


004 温水 獣馬(ぬくみず じゅうま)

 本作の主人公。
 地球最低ランクと言われたEランクの町出身の少年。
 想像力を評価され、温子にスカウトされる。
 温子の養子となり、想像力を磨き、チーム昴の最強の選手の一人となる。
 使うICはらくがきIC、【冒険者ルート】というアニメの【ルート】、オリジナルキャラクター【ホワイ】等。


005 温水 温子(ぬくみず あつこ)

 本作の語り部その1。
 元、地球チームのリザーバー。
 チーム昴の総監督を務めている。
 獣馬と揺花を養子として引き取ってはみたものの彼らに日の目をみさせるための舞台を用意できずに日々悶々としている。


006 温水 揺花(ぬくみず ようか)

 温子が引き取った元Eランクの町で生まれ育った少女。
 聖良とは双子の姉妹で、姉。
 優しく気を配れる性格。
 フローエル、レディーナ、スヴァラシーナ、チャンミンという4体のICをメインにし、20体のサブICを使って、様々なユニットを組むという4トップアイドルシステムを確立している。
 歌う事によって戦闘力を引き上げる歌昇力(かしょうりょく)システムを考えている。
 4トップアイドルシステムのIC【24アイドル】(または、【24フェイス】)としてはキャラクターアイドルとしての人気も出てきている。


007 氷室 涼一(ひむろ りょういち)

 本作の語り部その2。
 かつての地球チームのリザーバーとして、最大の成績をおさめた優秀な選手だったが、地球では評価されず、宇宙で評価された。
 地球人としての生活を捨て、型星人(かたせいじん)としての生活を選択した。
 十八番(おはこ)という夢命戦(ゆめいくさ)の十八大大会の案を採用される。
 その後、第三位大会での優勝チーム、チームオールフリーダムの総監督として、その地位を不動のものとする。
 宇宙をまわり、精鋭を集めるが地球の事が忘れられず、地球からも聖良と恭起という二人を息子としてスカウトしている。


008 氷室 聖良(ひむろ せいら)

 氷室 涼一の養子となった少女。
 揺花とは双子の姉妹で、妹。
 感情表現が苦手。
 コスプレシステムを考案し、それを活かした4トップアクトレスと20のサブアクトレスで構成される【24アクトレス】ICを考え出した。
 女優として必要な感情表現がまだ、ICに活かす事ができていないため、伸びしろはまだある。
 チームオールフリーダムではすでにレギュラーとして活躍している。


009 氷室 恭起(ひむろ きょうき)

 氷室 涼一の養子となった少年。
 獣馬のライバル。
 涼一に引き取られて5年、長らくスランプ状態だったが、ある戦いを機会に自分のスタイルを見つけ、オリジナルIC【サモナー】という圧縮惑星で召喚するモンスターを隠してバトルに参加するスタイルを確立する。


010 二階堂 諷太(にかいどう ふうた)

 チーム昴に入る事になる少年。
 獣馬が使っていた【冒険者ルート】というアニメの【ルート】というキャラクターに対し、アレンジを加えた99体の【ルート】を全てバリエーションチェンジしたICと超巨大IC【巨魁】を駆使して獣馬と対決するも決着はつかなかった。


011 原作者

 夢命戦において、有名作品等のキャラクターは二次創作物として頂点に立てないとされている。
 オリジナルで考え出されたキャラクターに対して、想像力の部分で劣っているためである。
 ただし、有名な作品のキャラクターでもその力をオリジナルキャラクターのIC以上に発揮される事がある。
 それは原作者が自ら、自身のキャラクターのICを作った場合である。
 これは二次創作に当たらないし、物語という世界観そのものを生み出し、さらに人気まで獲得しているレベルで考えるなら、ただ単にオリジナルキャラクターを作り出したICより、更に上のレベルであると言える。
 地球戦では、原作者は自身の使っているICの敗北は作品のイメージを壊すことにも繋がりかねないとして原則、参加していない。
 ただし、宇宙戦大会においては、原作者自らICを作りだし、夢命戦で戦っている。
 主に第二位大会に数多く参加しており、この大会を別名、原作者の大会と呼ばれている。


012 宇宙の頂点大会

 夢命戦の宇宙戦大会では第一位大会が最高大会とされていたが、昨年の決勝大会の結果を巡り、優勝チームとそれを擁護するチーム、準優勝チームとそれを擁護するチームに派閥が分かれた。
 また、その大会は、本来の最強チームが出場を辞退していた事もあり、トップ100チームがそれに追随し参加を見合わせていたため、本来トップ100にも入れなかったチームが優勝、準優勝をする結果となったため、本来の最強チームを擁護する派閥も生まれ、三つに大会が分断される事になる。
 その結果、優勝チームとそれを擁護するチームを第一位陽大会、準優勝チームとそれを擁護するチームを第一位陰大会、本来の最強チームとそれを擁護するチームを第〇位大会、もしくは真王者大会となった。
 これは夢命戦始まって以来の歴史的大事件とされ、それに参加しているいないで大会の主役脇役に別れる結果となっていた。


013 ホワイ

 獣馬が初めて考えたオリジナルIC。
 【一瞬の魔法】として、対戦相手のキャラクターに僅かな時間、一回だけコピーする事ができる。


014 巨魁(きょかい)

 諷太が考えた見上げる程巨大なオリジナルIC。
 耐久力とパワーはあるが、動きはそれほど速く無いため、宇宙戦大会では勝ち残れないレベル。